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永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報

片山さつき、永田町で“ナチュラルメイク待望論”広まる…自民・二階幹事長の“衰え”は演技?

文=神澤志万/国会議員秘書

「『川本優希』という人物に心当たりはあるか?」

「ネットショッピングはするか?」

「オンラインゲームはするか?」

「クレジットカードの番号をネットで入力したことはあるか?」

 などと質問してきます。おそらく、答えに応じて次の流れを示唆するマニュアルが存在しているのでしょう。非常に巧みな話術で感心してしまうほどでした。

 しばらく質問が続いたあと、「あなたの口座にオレオレ詐欺の被害者がお金を振り込んでしまったので、返金しなければならない。現時点では、あなたは加害者か被害者か特定できないので、これから電話で事情聴取を行う。録音を開始してもいいか?」と聞かれました。

 警察や検察が電話で事情聴取を行うことは絶対にありませんが、ここは「はい」と言ってみました。録音を開始してから、名前を名乗らされ、口座情報を聞き出そうと巧みに誘導します。「被害者へお金を返さないといけないから」と暗証番号まで聞き出そうとします。そこで得た情報で、すぐにほかの人間がお金を引き出すのでしょうね。私が個人情報を出さないのであきらめたのか、最後はブチッと切られましたが、背筋がゾッとしました。

「そんな電話には引っかからない」と、みなさんは思われるかもしれません。しかし、相手はものすごく落ち着いた感じで、普段から永田町や霞が関でバトルを繰り返している神澤でさえ信じてしまいそうでした。これではだまされてしまう人もいるでしょう。みなさんもお気をつけくださいね。
(文=神澤志万/国会議員秘書)

『国会女子の忖度日記:議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』 あの自民党女性議員の「このハゲーーッ!!」どころじゃない。ブラック企業も驚く労働環境にいる国会議員秘書の叫びを聞いて下さい。議員の傲慢、セクハラ、後援者の仰天陳情、議員のスキャンダル潰し、命懸けの選挙の裏、お局秘書のイジメ……知られざる仕事内容から苦境の数々まで20年以上永田町で働く現役女性政策秘書が書きました。人間関係の厳戒地帯で生き抜いてきた処世術は一般にも使えるはず。全編4コマまんが付き、辛さがよくわかります。 amazon_associate_logo.jpg

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