秋篠宮さまの苦悩
秋篠宮さまの即位拒否発言には、愛子天皇待望論を封じ込めようというご意図がおありなのではないか、という見方もある。
前出「女性セブン」は、秋篠宮さまのご発言の狙いは「悠仁皇太子」の誕生だと指摘。もし仮に法律を改正して秋篠宮さまが皇位を辞退すれば、悠仁さまの皇位継承順位が繰り上がり、事実上の「悠仁皇太子」の誕生となる。同誌は宮内庁関係者の「秋篠宮家への逆風と愛子天皇への追い風を敏感に感じ取られ、できるだけ早く悠仁皇太子を既成事実化しようと試みたのかもしれません」という声を紹介している。果たして秋篠宮さまの真意は、どこにおありなのか。皇室に詳しい記者は語る。
「秋篠宮さまは昨年11月、誕生日に際して毎年恒例の記者会見を行われ、代替わりにともなう皇室行事『大嘗祭(だいじょうさい)』について公費の『宮廷費』から支出することに言及され、『宗教色が強いものについて、それを国費で賄うことが適当かどうか』『そのことは宮内庁長官などには、かなり私も言っている』『(宮内庁長官は)話を聞く耳を持たなかった』『そのことは、私は非常に残念なことだった』とご発言。これが宮内庁批判と受け取られました。
また、2017年に天皇がビデオメッセージで生前退位のご意向を表明されましたが、以前から天皇は宮内庁にそのご意向を伝えており、秋篠宮さまもそのお考えに賛成されておられましたが、宮内庁はいっこうに議論を進めなかったため、天皇はビデオメッセージという手段に出られるほかなく、このときも秋篠宮さまは宮内庁への不信を深められました。
これらの事例に限らず、宮内庁は皇族の意向をなかなか受け入れず前例踏襲を繰り返すばかりだと考えておられる秋篠宮さまは、宮内庁に対して良い心証を抱いておられないというのは、皇室周辺では知られた話です。
加えて、皇族はお考えを宮内庁を通じてしか国民に示すことができず、自ら直接、国民にお考えを伝えられる手段がないことにも、秋篠宮さまはご不満を持たれておられるようです。そのため、先日の朝日の即位拒否報道に限らず、たとえば昨年、秋篠宮ご夫妻が小室さん側に借金問題が解決しない限り『納采の儀』(一般の『結納』に当たる)が行えないと伝えたと朝日がスクープしましたが、折に触れて秋篠宮さまは自らのお考えを関係者を通じてマスコミへ示しておられるといわれています。いわばリークみたいなものです。