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ちなみに、首都圏の中古一戸建てについても同様のグラフを作成してみました。
首都圏中古一戸建ての成約価格、新規登録価格と開差率の推移(「東日本不動産流通機構『月例マーケットウオッチ』」より)
こちらは、成約価格と新規登録価格の間には常に一定の価格差があり、開差率は10%以上を維持し、月によっては20%を超えることもあります。それだけ買い手優位の買い手市場にあるわけで、業界では数%から10%程度の値引きは当たり前になっています。
これからの中古マンション市場も、この中古一戸建て市場のような売り手市場になっていく可能性が高いのではないでしょうか。
(文=山下和之/住宅ジャーナリスト)
●山下和之(やました・かずゆき)
住宅ジャーナリスト。各種新聞・雑誌、ポータルサイトなどの取材・原稿制作のほか、単行本執筆、各種セミナー講師、メディア出演など多方面に活動。「山下和之のよい家選び」(http://yoiie1.sblo.jp/)も好評。主な著書に『よくわかる不動産業界』(日本実業出版社)、『マイホーム購入トクする資金プランと税金対策』(学研パブリッシング)など。
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