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2023.06.21 09:40
2019.12.02 07:00
藤井泰輔「あなたの生活をサポートするお金のはなし」
生命保険料は家計で月5千円で十分…「まず商品選び」はNG、意外に手厚い社会保険を確認
計算は細かくすればキリがありません。まさかのための備えですから、概算が出れば十分でしょう。そのためには、毎月の生活費をもとに、働き手が亡くなったあとの生活費を計算し、不足額を補うというのが一番手っ取り早い方法です。たとえば、夫婦と子供1人の家庭の場合の一例として、次のような計算ができます。
ここで、遺族年金の額が、月12万円だった場合、22万円-12万円=10万円が不足しますが、妻が働きに出ることでこの分がカバーできれば、生命保険は不要ということです。
子供が小さくて働けない場合は、まさかのときに月10万円が支払われる「収入保障保険」のような商品を手当てすればよいということになります。
これだけならば、月3000円程度の出費ですむでしょう。
必要保障額の計算が大変ならば、代理店がよく宣伝している“無料相談”を上手に活用しましょう。その際には、「タダより高い買い物はない!」とならないように、「収入保障保険を考えています。私の家庭に必要な保障額を計算してください」と目的をはっきりさせて、相談のときに頼めば良いのです。相談の最初に、「我が家の生命保険の予算は、最高でも月5000円です」と釘を刺しておけば、望まない商品の提案を受けることも避けられるでしょう。
(文=藤井泰輔/ファイナンシャルアソシエイツ代表)
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