1.15秒の深呼吸
世界一カンタンな瞑想が「深呼吸」。1回の呼吸は15秒ほど。「ひとー」で鼻から息を吸い、「つ」で鼻から息を吐く。吐くときに、しっかりと吐ききることがポイント。2~3分続けるのがベストだが、1回の深呼吸でも瞑想効果は十分にある。
2.歩く瞑想
部屋の中でも外出中でも。足に意識を集中して歩く。地面を蹴り上げてから着地するまで、右、左、右、左、全精神をその一歩に集中して歩く。歩くこと以外、考えない。
3.食べる瞑想
1日1食、テレビやスマホなどの電源をオフにして食べることに意識を集中する。一食材一食材を、味わって食べる。食べること以外、考えない。
4.ボディスキャン
仰向けになり目を閉じる。腹に手をのせ、呼吸に集中する。ゆっくりと息を吐きながら、意識を自分の体のさまざまな場所に移していく。まずは頭のてっぺんから、目、鼻、口、首、肩、胸、背中……と順に意識を移動させ、最終的には足の指先まで、全身に意識をめぐらせる。
いかがでしたか? これらの方法なら生活スタイルを変えなくてもできると思います。
瞑想と聞くと、イメージ的に「無心になる」「何も考えない」と認識していた方も多いと思います。
でも本当の瞑想は、あるひとつのことに「集中する」ことで、他の余計なことを考えないようにする行為なのです。松原さんは他にも、著書の中で心を整えるための方法、習慣をたくさん紹介しています。
みなさんがもし、余計なことや、考えても仕方がない心配事や不安に囚われて、重要なことに集中できないと感じていたら、ぜひ瞑想を試してみてください。グーグル社員のように生産性がアップしたり、南野選手のように大舞台でも落ち着いてプレーできるなど、仕事やスポーツにいい影響が得られるかもしれません。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。