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【大阪北部地震】50キロ圏は再び同程度の大地震発生の危険性…都市直下型地震の怖さ

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「最大震度6弱と結構強く揺れています。同程度の揺れをもたらすような地震が起こる危険性は、通常よりは高いと思っていただく必要があります。1回、地震で揺れていますから、家の耐震性がまだ保たれているか、倒れてくるものや、落ちてくるものが生活圏にないか確かめていただくだけでも、だいぶ違ってくると思います」

 今回の地震を受け、行政や公共機関がすべきことは、どんなことだろうか。

「これくらいの地震は日本列島のどこかで、年に何回かは起きていますが、それが人口密集地の真下で起きたという点が非常に大きいですね。高槻市の小学校でブロック塀が倒れて、女児が下敷きになって亡くなりました。1978年の宮城県沖地震の時に、ブロック塀の倒壊による被害が多くて、それを契機にブロック塀には鉄筋を通したり控え壁を設置するといった規制が設けられました。そういった対策が取られていない塀が倒れたようです。学校の塀ですから、お子さんがいるような施設で、そういう危険箇所がないか早急に確認する必要があると思います。

 木造家屋など、地震のあとで耐震性を保っているかどうか、行政が主導して応急危険度判定を行う必要があります。特に揺れが激しかった地域では、住民の方は家にいていいのか避難すべきなのか、判断しかねるところがあると思います。人口密集地域ですので、やるべき調査の数が非常に多くなってしまいますけど、住民の方は避難所に行くよりは自宅で安心して過ごすのが健康上もいいので、そういうチェックはできるだけ早くやっていただくのがいいでしょう。日本は相当地震に強い国にはなっていますが、都市の直下で起きれば被害が完全には防ぎ切れてなくて、倒れてしまうブロック塀がまだ残っていたというのは、かなりショックでした」

高槻市立寿栄小学校の倒壊したブロック塀は高さが3.5メートルあり、控え壁がないだけでなく「2.2メートル以下」とする建築基準法にも違反していた。文部科学省は学校の安全対策のなかで、建物の耐震化を進めてきたが、ブロック塀は対象外となっていた。小学校4年生の三宅璃奈(りな)さんが下敷きになって死亡したことは、天災ではなく人災だと言わざるをえない。
(文=深笛義也/ライター)

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