武田・新総務相、政治資金から年1510万円を飲食代に拠出…狙われるスキャンダルの画像1
武田良太総務相の公式サイトより

 衆参両院は16日、本会議で自民党の菅義偉前官房長官を第99代首相に選出した。同日中に発足される新内閣・政府要職の人事はすでに固まっているが、警察・公安畑出身の人物がずらりと顔を揃えたことに霞ヶ関では緊張が走っているという。

 なかでも波紋を呼んでいるのが、これまで国家公安委員長に就いていた武田良太氏の総務相への起用だ。

 武田氏は防衛大臣政務官や防衛副大臣などを歴任するなど防衛畑出身。昨年12月には「しんぶん赤旗」が、武田氏が18年に政治資金から1510万円もの金を、寿司や串焼き、焼き肉などの飲食に拠出していたことが政治資金収支報告書から判明したと報じていた。

「新内閣の顔ぶれのなかには“いわくつきの人物”が複数人いると永田町ではいわれていますが、武田氏もその一人。総務省といえば、かつて菅首相が大臣を務めて強引に『ふるさと納税』創設を推し進めた省庁で、今でも菅首相が大きな影響力を持っている。さらに菅首相が目玉の政策として掲げる携帯電話料金の値下げを、今後主導していくことにもなる省庁です。そこに、なぜ通信行政の素人で、いろいろと脛に傷があるといわれる武田氏を当てたのか、疑問の声も出ているんです」(全国紙記者)

 このある意味で“サプライズ人事”の背景について、ジャーナリストの松岡久蔵氏はいう。

「武田氏は基本的に防衛畑を歩んできたので、地方自治や電波、郵政行政には完全な素人だと言っていい。そもそも菅首相が実務をグリップする想定なので、そこは想定内。コワモテのキャラを生かして、菅首相が執念を燃やす携帯電話料金値下げを現場で強行に進めるでしょう。

 致命的な弱点は、スキャンダルを抱えているという噂が消えない点です。二階派の幹部候補生として派閥人事で再入閣しましたが、週刊誌報道などで事実として報道されれば、即失脚の恐れがあります。

 会見に慣れていないことで失言も懸念されます。総務相は国家公安委員長よりも所管範囲が圧倒的に広いので、週2回の定例会見でボロを出す可能性も。いずれにしても、河野太郎前防衛相が就任することが有力視されていたポジションなだけに、意外性は高い。いい意味では“しがらみのなさ”を出せるかが、成果を残せるかの分かれ目となるでしょう」

「さっそく週刊誌がターゲットにして、いろいろと探っている」(週刊誌記者)との声も聞かれる武田新総務相。菅政権のアキレス腱にならないことを願いたい。

(文=編集部)

 

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