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玉村麻衣子「簡単なのにあか抜ける『キレイの近道』」

マスク顔の今年春、失敗しない「目元メイク」のコツ…濃くて悪目立ち&暗い印象を回避!

文=玉村麻衣子/美眉アドバイザー

マスク顔の今年春、失敗しない「目元メイク」のコツ…濃くて悪目立ち&暗い印象を回避!の画像1

 ファッション同様、メイクも毎年トレンドのカラーや質感、メイク方法が移り変わります。「いつも同じメイクをしている」という人も少なくありませんが、ほんの少しトレンドを取り入れるだけで、グッと旬のおしゃれ顔に近づきます。

 そこで今回は、美容ライター・メイク講師の経験を持つ筆者が、2021年春のトレンドメイクをご紹介します。

2021年春は「目元メイク」に注目!

 人と会うときはマスクが手放せない今。今年もまだしばらくはマスク生活が続くことが予想されます。マスクをすると口や鼻が覆われ、目元しか見えなくなることから、目元をより魅力的に見せるカラーや、目元のアレンジでメイクを楽しむためのアイテムが各ブランドから続々と登場しています。

 そのため、アイシャドウ、アイライン、アイブロウなどの“目元メイク”のトレンドは押さえておきたいところ。特に注目されている目元メイクは以下4つです。

(1)顔色を明るく見せる「ベージュ・ピンクカラー」

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 この春はベージュやピンク系の肌馴染みのよいカラーがトレンド。特に目元を明るくやさしげに見せることができるベージュやピンクのアイシャドウが注目されており、コスメデコルテ、DIOR、RMK、SUQQU、セルヴォークをはじめ、多くのブランドからベージュやピンク系の新色アイシャドウパレットが発売されています。プチプラでもセザンヌをはじめ、続々とベージュやピンク系アイテムが新発売されています。

 マスクをすると目元に視線が集中するため、濃いアイメイクは悪目立ちしがち。また、マスクをすると唇や頬といった赤味を感じられる部分が覆われるため、ダーク系カラーのアイシャドウを選ぶと顔が暗く見えることも……。そんなときに、ベージュやピンク系のアイシャドウがおすすめ。肌にスッと馴染む自然なカラーは濃くなり過ぎず、目元にほどよい陰影を演出してくれます。また、目元に血色をプラスすることができ、マスク着用時でも表情をパッと明るく見せることができます。

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(2)目尻で遊べる「カラーアイライナー」

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 目のフレームを際立たせ、目の印象をUPさせてくれるアイライナー。従来のアイライナーといえば、黒やブラウンが主流でしたが、昨年からバーガンディーやカーキ、ネイビーといった色も発売され、目元のオシャレを楽しむ人が増えてきました。そして今年はさらに色の幅が広がる傾向に。目尻にワンポイントで色を差すだけで、一気に旬な雰囲気に。

 SUQQUからはホワイトグレーやくすみオレンジといった大人っぽい絶妙カラーのリキッドアイライナーが発売されており、セルヴォークからは目元に煌めきを与えるようなホワイトパール、パープルパール、ピンクパールといった色味のリキッドアイライナーが発売されています。プチプラコスメではKATEからダスティーオレンジやダスティーピンクといったくすみ系カラー、セザンヌからピンクブラウンのリキッドアイライナー、キャンメイクからはプラム系カラーのクリームアイライナーが登場しています。

 カラーアイライナーと聞くと取り入れるのが難しいように感じるかもしれませんが、実はとても簡単。アイメイクの仕上げに目尻部分に三角を描くようなイメージで少し長めに入れます。マスクをしているからこそ、目尻に感じられる繊細なカラーラインが際立ち、目元を新鮮に見せることができます。

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(3)劇的に目の印象を変える「下まぶたメイク」

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 アイシャドウといえば、上まぶたを中心に彩るイメージを持つ人も多いかと思いますが、今年は下まぶたメイクが注目されています。下まぶたに色をのせることで目の縦幅が下に広がり、目が大きく見えます。また、頬の面積が縮んで見えることから、小顔に見えるという視覚効果も期待できます。

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 KATEからは、下まぶたメイクにフォーカスしたアイシャドウが発売されました。アイシャドウをチップにとって下まぶたにのせるだけでできるため、誰でもチャレンジしやすいです。

 ただし、人によってはマスク着用時にマスクから漏れる蒸気で下まぶたメイクが崩れやすかったり、くすみやすかったりもするので、マスク着用時はメイク崩れに気をつけながら取り入れるのがおすすめです。

(4)まるで自眉!細芯ペンシルでつくる「おぎない眉」

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 眉メイクにはこれまで細眉、太眉、平行眉など、時代を代表するトレンド眉が多く存在しましたが、今年は「コレ!」といった具体的なトレンドはありません。

 太眉、平行眉などの具体的なデザインでみんな同じ型にはめるのではなく、自分の持って生まれた眉を活かした“自分らしさ”を大切にする時代です。とはいえ、注目したい傾向は存在します。

 ここ最近の眉メイクのキーワードは「自眉のような自然な眉」。ファッションやヘアにおいて、キメキメではなく肩の力が抜けたリラックス感のあるスタイルが人気を集めているように、眉メイクも描き過ぎず、まるで自眉のような自然で立体的な眉メイクが今のトレンド。「眉メイク=眉全体を描く」というのが当たり前だと思っている人が多く、描かなくてよい場所までしっかり描いてしまっている人も少なくありません。

 自眉のような自然な眉に仕上げるには、“描く”のではなく、足りない部分を“補う”という意識改革をすることが大切です。

 そんな自然な“おぎない眉”に仕上げる上で持っておくと便利なアイテムが、細芯ペンシルとアイブロウパウダーをのせるときに使用するラウンドブラシ。眉がまばらに生えている部分や描き足したい部分は、芯の細さが1.5mm以下の細芯アイブロウペンシルを使用し、周囲の毛並みに沿って毛を一本一本描き足すようなイメージでサッサッと描いていくと自然に仕上がります。

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 アイブロウパウダーを眉全体にのせるときは、付属ブラシの先が丸いラウンドブラシを使用すると、輪郭が出過ぎず、ナチュラルに仕上がります。

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「どこを補えばよいか分からない」という場合は、“目の角度(目頭と目尻を結んだライン)”を眉の上下の輪郭まで平行に持ちあげ、欠けている部分=補う部分だと思えばOK。

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 綿棒やアイブロウペンシルを目の角度と平行になるように眉の上下の輪郭に当ててみて、補う部分をチェックしてみてください。

 ほんの少しトレンドを取り入れるだけで、表情をオシャレに見せることができるので、ぜひ試してみてください。

(文=玉村麻衣子/美眉アドバイザー)

玉村麻衣子/美眉アドバイザー

玉村麻衣子/美眉アドバイザー

 アイブロウの技術者資格保有。国内大手化粧品会社でのメイク・エステ講師、美容ライターを経て、現在は眉のスペシャリスト“美眉アドバイザー”として活動中。「骨格や筋肉に基づいたアイブロウデザイン」の提案や、ファッションやシーンに合わせたアイブロウメイクの描き換え法などを、ブログやセミナー、メディアでの執筆活動を通じて紹介している。著書に『目元で、美人の9割が決まる』(KADOKAWA)、『いつものコーデが見違える!美眉メイク&プチプラコーデの作り方』(株式会社オーバーラップ)などがある。39歳二児の母、趣味はプロレス観戦。

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