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セブン-イレブン、ネット上で辛口意見を浴びる食品5選を実食…トマト酸辣湯うどん

文・取材=A4studio
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セブン-イレブン「トマト酸辣湯うどん」

 1974年に東京都江東区豊洲に第1号店を開店して以来、店舗数を増やし続け、2021年12月末時点で、国内店舗数2万1227店を誇る大手コンビニエンスストアチェーン「セブン-イレブン」(以下、セブン)。同じく大手コンビニチェーン店である「ファミリーマート」「ローソン」を抑え、日本で最大の店舗数を誇っている。

 セブン-イレブン・ジャパンと本国アメリカの7-Eleven,Inc.は昨年、7-Eleven International LLCを共同出資というかたちで設立。セブン-イレブン・ブランドは2027年に生誕100周年という節目が近づいていることもあり、同社の設立によって、全世界に通用するブランドとしてセブンを成長させようとしているのかもしれない。

 日本だけでなく世界にも目を向けた企業展開を狙うセブンでは日々、新商品が登場しており、評価の高い品も多い。だが、なかには購入者の評価が分かれてしまう商品も――。そこで今回は、セブンの「この冬買うなら“要注意”な商品」として、5品をピックアップ。ぜひ、買い物の際の参考にしていただきたい。

トマト酸辣湯うどん/518円(税込、以下同)

 この「トマト酸辣湯うどん」は、トマトと酸辣湯うどんの組み合わせがいかにも食欲をそそるのだが、SNSでの口コミは賛否両論。刺激的な味がクセになってたまらなく美味しいという声も多く見かける一方、その個性についていけない人も少なくないようだ。

 そもそも酸辣湯とは、酢の酸味と唐辛子や胡椒の辛味と香味を利かせたスープが特徴的な料理である。このスープに対して、酸味のあるトマトをさらに加えてしまったことで、全体の味が“酸味に全振り”してしまっているのだ。また、酸味が強くなったことからか、刺激の強さが増長されているようにも感じる。辛いものが苦手な人からのウケもイマイチであろう味付けになってしまっていた。

 しかし、野菜が豊富に入っているし、うどんとの相性は抜群に良い。酸辣湯麺を食べ慣れていて、もっとパンチのある酸味を味わいたいと感じている人にとっては非常におすすめなのかもしれない。

なつかしナポリタン/399円

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 商品名の通り、レトロ感漂うナポリタンを味わうことができる「なつかしナポリタン」。純喫茶で食べるようなナポリタンを楽しめると、高い評価を得ている商品である。だが、この“昔ながらの味”に慣れていない人も多いのか、たびたび辛口なコメントがつけられることも。

 実食してみて驚いたのは、ケチャップソースを炒める段階でついたと思われる焦げの香りだ。この一口目で、商品のこだわりが見えたような気がした。玉ねぎやピーマン、マッシュルームなどの野菜類や、大きめにカットされたベーコンがたくさん入っている点を踏まえても、純喫茶で食べるようなナポリタンの味が忠実に再現されていたといえるだろう。ナポリタンスパゲッティというシンプルな商品ではありながらも、その味わいからノスタルジックな気分を楽しむことができた。

 だが、それでも否定的な意見が散見されるということは、焦げの香りに代表される昔懐かしのナポリタン特有の味を苦手に感じる人もいるのだろう。“昔ながらの味”と好意的に解釈できるならばいいのだろうが、“今風に洗練されていない味”と感じてしまう人には不向きなのかもしれない。

ふわれあ/248円

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 ふんわり食感のレアチーズムースとベリーソースが合わさったデザート商品「ふわれあ」。ふわふわレアチーズムースが口あたりなめらかで、クリームみたいだと一時期話題になった商品である。だが、肝心な“ある点”が問題のようで、ネット上ではいくつかの辛口レビューも寄せられている。

 その問題とは、単純に食べにくいという点。「ふわれあ」のレアチーズムースは、布のような紙に包むことで高級感を演出している。しかし、いざ食べようとしたときに紙を開けて、その中から掬って食べなければならないというのが、なんとも面倒なのだ。実際、紙が邪魔でうまくクリームを掬えず、食べるのに少々手こずった。

 味に関しても「もっとベリー感を強めてほしい」という意見もあるため、まだまだ改善が見込める商品だろう。一方で、ムースを紙に包んで販売するというオシャレな発想は、コンビニスイーツとしては画期的なのではないかとも感じた。今後の商品改善に期待したい。

ストロベリー&アーモンド パンケーキ/280円

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 昨年末に発売されたデザート系新商品「ストロベリー&アーモンド パンケーキ」。パンケーキ3枚の上にホイップクリーム、ストロベリーソース、アーモンドがかかっている商品だ。

 このシンプルさが美味しいと感じる人も多いだろうが、“質素すぎる”というのがネックになりうる商品にも思えてしまう。食べてみてもパンケーキ自体は薄く、ストロベリーソースにもそれほど工夫を感じられない。強いていえば、アーモンドのアクセントがちょうどいいくらいで、あとは良くも悪くも“コンビニクオリティ”なのだ。

 セブンのデザートは全体的に評価が高い商品が多いため期待値が上がっており、相対的に少し物足りない商品に感じたというのが正直なところだ。胃もたれするほど甘いということもなく、食べやすいデザートではあるのだが、あまり味に特徴がないため印象に残りにくいスイーツだろう。

イタリア栗のモンブランマリトッツォ/321円

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「2021ユーキャン新語・流行語大賞」にも選出されたマリトッツォに、セブンならではのアレンジを加えた商品「イタリア栗のモンブランマリトッツォ」。イタリア産の栗を使用したマロンペーストとマロンホイップクリーム、マロンクリームをブリオッシュパンで挟んだ、マロンづくしのマリトッツォだ。

 マロン好きなら飛びつきたくなるこの商品だが、ネット上ではマロンの味が少し足りないという声も多数寄せられていた。実際食べてみると、たしかにマロンの風味はあまり感じられず、どこか味気ない。香りも味もマロン感が薄く、通常のマリトッツォとそれほど大きな差を感じられなかった。

 ただ、マロンとマリトッツォは相性の良い組み合わせに思える。マロンの風味をさらに強められる工夫を重ねられれば、大きく印象が変わるはず。こちらも改良に期待したいデザートである。

 冬に登場した新作商品を含めて、セブン-イレブンで購入するなら注意が必要な商品を5品紹介してきた。セブンには評価の高い商品が数多く揃っているが、なかには人を選ぶ商品が紛れている。購入する際は、ぜひこの記事を参考にして、気持ちよく買い物をしていただきたい。

(文・取材=A4studio)

※情報は2022年1月15日現在のものです。

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エーヨンスタジオ/WEB媒体(ニュースサイト)、雑誌媒体(週刊誌)を中心に、時事系、サブカル系、ビジネス系などのトピックの企画・編集・執筆を行う編集プロダクション。
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Twitter:@a4studio_tokyo

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