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セブンのシュークリーム、生地もクリームも激ウマ!ファミマはくどい甘さが残念!

取材・文=文月/A4studio
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セブンのシュークリーム、生地もクリームも激ウマ!
コンビニ3社のシュークリーム

 コンビニでスイーツコーナーをチェックするのが楽しみという方も少なくないだろう。コンビニスイーツは近年、着々と進化を重ね続けてきており、トレンドや消費者のニーズに合わせて多種多様な商品を開発・販売しているのだ。

 特にバラエティ番組『ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』(TBS系)で、有名店シェフらによる忖度なしの商品ジャッジは、放送されるや否や炎上にまで発展することもあるほどネット上で話題に上がっている。同番組内でも語られているが、大手コンビニは、製造コストと常に戦いながら、製造方法と原料にこだわり、価格以上のスイーツづくりに日夜奮闘している。

 そんなコンビニスイーツだが、各社によってこだわりや特徴が異なるので、どの商品がおすすめなのかわからない方も多いことだろう。

 そこで今回はセブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンが発売するコンビニ人気スイーツである「シュークリーム」を食べ比べし、その特徴についてレビューしていきたい。なお、紹介するシュークリームは、カスタードクリームとホイップクリームの両方が入った「ツインシュークリーム」で統一させていただいた。

 本記事の最後には総評として、どこのコンビニが最も美味しいのかについても決めているので、商品選びの参考にしてもらいたい。

セブン-イレブン「こだわりたまごのカスタード&ホイップシュー」/159円

セブンのシュークリーム、生地もクリームも激ウマ!ファミマはくどい甘さが残念!の画像2

 はじめにセブンの発売する「こだわりたまごのカスタード&ホイップシュー」を紹介していこう。

 見た目は小ぶりながらも、手に取ってみるとずっしりとした重さが感じられる本品。重さを計ってみると、105gと見た目以上に重量感があり、密度の高さがうかがえる。生地はサクサクとしたパイっぽい質感となっており、少しゴツゴツとした手触りだった。

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 一口食べると、生地は予想通りサクっとした食感とふんわりとした柔らかさを両立しており、上品なバターの香りが鼻を抜け心地良い。カスタードクリームは、滑らかな舌触りでたまごの風味が抜群であり、ほんのりと甘さが際立っていた。よくあるカスタードの“たまご臭さ”みたいなものは一切なく、たまごの濃厚なコクが存分に味わうことができる。そこにふわふわのホイップクリームが重なるので、口の中は至福。ホイップクリームはミルキー感にあふれ、濃厚なコクが味わえるので、カスタードとの味わいの違いを楽しみながら、最後まで美味しくいただけた。

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 ただ気になったのが、クリームの量が若干少なかったことだろうか。先に重さが感じられると申し上げたが、どうやら生地自体がしっかりとした作りだったので、そちらの重さだったと思われる。とはいえ、疑問に思ったのはその部分ぐらいであり、申し分ない美味しさだったので、全体的には高いクオリティといえる。

ファミリーマート「たっぷりクリームのダブルシュー」/158円

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 次に紹介するのが、ファミマの「たっぷりクリームのダブルシュー」。

 見た目は大きいものの、手に持ってみると意外にも軽いことに気づく。そこで重さを計ると、100gであることが判明。また生地も至って普通の柔らかいものだったので、クリームの部分が少な目なのかもしれない、と勘繰ってしまう。

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 そこで実食してみると、生地はふんわりと柔らかく、しっとりとした出来。しかし、柔らかすぎたので、若干だが歯切れが悪いともいえるかもしれない。そして、中からは溢れるほどクリームが出てきて驚いた。持った感じはそこまで重くなかったので、クリームも少ないかと思っていたのだが、予想を裏切りボリューム満点。

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 とはいえ、クリームの質感はゆるめでトロトロというよりサラサラとした食感。そのため、食べ進めるたびにクリームがこぼれそうになるだけではなく、生地とも上手くかみ合っていないように感じた。

 また、ホイップクリームの味わいは甘さが強く、若干のくどさを覚える仕上がりで、連続では食べられそうにない。カスタードのほうは、たまごの風味がさほど味わえず、やや拍子抜けであった。

 シュークリームというスイーツとしては、及第点を得られる味わいであり、クリームも口いっぱいに甘さが広がる量であったことから、とりあえずたくさんクリームを楽しみたい方にとってはおすすめといえる。だが、クリーム自体のクオリティや生地の出来が若干のマイナスポイントだった。

ローソン「大きなツインシュー」/138円

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 最後にローソンの「大きなツインシュー」を紹介。ローソンといえば、コンビニ業界のなかでもスイーツに力を入れている企業だが、その実力は果たしてどうか。

 見た目は一般的なシュークリームの大きさであり、シュー生地は多く空気を含んでいるせいか、ふわふわとした質感となっている。重さを計ってみたところ、なんと111gとなっており、今回紹介する商品のなかで最も重い結果となった。

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 ずっしりとした重量感に期待が高まる。食べてみると、生地はサクサクとしつつ、柔らかさもある食べ応えのある焼き加減。カスタードとホイップクリームは北海道産牛乳をふんだんに使用しており、コクは抜群。舌触りもふわふわと滑らかで、食しやすい。変に甘ったるいわけでもなく味自体は控えめで、万人受けしそうなシュークリームだった。

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 ただ、そんなローソンにも難点がある。まず、クリームの出来についてだが、舌触りは良かったものの、食べていて感じたのがクリームの軽さだ。具体的に言うと、菓子パンに用いられている植物性のクリームを食べているような感じであり、濃厚さがさほど味わえないのである。ミルキー感が足りていないとも受け取れ、せっかくの北海道産牛乳の濃厚さを十分に楽しめないような製法だと思ってしまった。

 味はすっきりとしており、食べやすいものだったのは評価点だが、シュークリームにとって大事なクリームの濃厚さが損なわれていたのは残念だった。

優勝は……セブン!

 それでは、3社の商品をレビューした結果を踏まえて、優勝のコンビニを決めよう。

 まず生地に関していうと、セブンがもっとも力が入っていると思う出来だった。生地が厚めでサクサクとしていて食感を楽しめるし、バターの香ばしい匂いと甘めの味わいもするので、正直、生地だけでも美味しいと思えるものであった。ファミマとローソンは、どちらも一般的なシュー生地であったので、工夫を凝らしたセブンに軍配が上がる。

 そして、肝心のクリームについては、これもセブンが優秀だといえよう。きめ細やかな食感とくどすぎないすっきりとした甘みが舌を刺激し、クリーム本来の濃厚なうまみを味わうことができた。ファミマのクリームは風味が薄く、かつ甘すぎともいえる味付けであり、ローソンもクリーム自体にあまり重厚を感じられない仕上がり。クリームを食べている、という感覚は少なかった。

 価格自体はローソンが一番安かったものの、やはり美味しさと価格の双方を踏まえて、評価するのであれば、今回はセブンを優勝に推したい。

 ただ、スイーツは人によって好みが分かれるので、今回の結論もあくまで一意見として受け止めていただきたい。気になる方は、3社のシュークリームを食べ比べて、自分なりの優勝を決めてみてほしい。

(取材・文=文月/A4studio)

※情報はすべて1月31日時点のものです。

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エーヨンスタジオ/WEB媒体(ニュースサイト)、雑誌媒体(週刊誌)を中心に、時事系、サブカル系、ビジネス系などのトピックの企画・編集・執筆を行う編集プロダクション。
株式会社A4studio

Twitter:@a4studio_tokyo

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