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ブラック企業脱出マニュアル!タダ&独学で“稼ぐ力”を得る方法

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ブラック企業脱出マニュアル!タダ&独学で“稼ぐ力”を得る方法の画像1「Thinkstock」より
 前回書いた『ブラック企業は今すぐ辞めないと、人生でこんなに大損失を!?』は、多数の評価をいただいた。その一方で「会社を辞めたら食っていけないじゃないか」「自己責任に寄り過ぎた意見」という批判コメントもいくつかいただいた。そこで、今回は「ではブラック企業に入社してしまったら、どうすればよいか?」について、書いてみたい。

●ブラック企業は増えていく

 労働環境をブラックにしないとやっていけないような、収益性の低い企業は確実に存在する。それは決して少数派ではなく、上場企業クラスでも存在するうえに、今後どんどん増えていくだろう。中国の賃金が上がり、日本の賃金が下がっているのは、同じ土俵で戦っているからだ。同じことをやるのなら、いつかはどの国でも賃金水準は同じになるだろう。そのような状況では、正当な待遇を求めたところで、まともに対応してもらえない可能性のほうが高い。

 となると前回書いたように、心身ともに健康でいること、そして「稼ぐ力」を身につけることが最大のリスクヘッジになる。

 私の場合は独立してファイナンシャルプランナー(FP)を営んでいるので特殊な事例にはなるかもしれないが、多少なりとも参考になればと思う。

 少しでも金融業界やFP業界、資格などに詳しい方ならば、FPは食えない資格の代表選手であるのはご存じかと思う。お金を払ってまでお金に関する相談をするような習慣は、日本人にはないからだ。そんな状況で私は開業から1年半程度で事業を軌道に乗せ、「日経マネー」(日経BP社)という大手マネー雑誌で連載を持つことができた。ヤフーニューストップに記事が掲載されたおかげで、1月はブログの月間アクセス数が20万件を超えた(これは自慢ではなく、本記事の内容を、それなりに信用のおけるものだと思っていただくためです)。これらの実績は偶然の要素も多分にあるが、何よりも「準備ができていたこと」が大きな理由だと思う。

 従来であれば、会社は社員に対して研修や仕事を通じて経験を積ませることで、育成してくれる余裕があったが、今そのような体制が整っているのはごく一部の大企業だけだろう。現在は「準備ができている」、つまりすぐに仕事ができる人だけが採用され、そうでない人は非正規雇用でしか雇ってもらえない。ステップアップの階段が極端に狭くなった結果、格差はどんどん開いていく。「即戦力」という、ちょっとイラっと来る言葉が学生にまで使われるようになったご時世に、「勤務先がブラックでつらい」と受け身でいる限り、いつまでたってもブラック企業からは抜け出せない。

 しかし、知識・経験を得る機会はブラック企業で働いている限り、どこにもないかもしれない。すると、結論として独学で学ぶ以外に苦境から脱出する方法はないということになる。ブラック企業を辞めてまっとうな企業に移れるかどうかは、結局自分次第というわけだ。

●独学で「ビジネス」を習得するには?

 細かい経緯は省くが、私は10年ほど前に、お金のアドバイザーとして独立したいと思うようになった。とはいえ、いきなり独立をするには無理がある。同時に自分が目指す方向性を考えると、金融機関で働いても意味がないことは確実だった(保険会社による保険金の不払い事件や、不動産会社の詐欺的な販売手法をお客様から聞く限り、この判断は間違っていなかったと思う)。また、まともなFPの会社は私が独立を目指した時にはほとんどなかったし、今もない。前例がないことをやろうとしている以上、独立のための準備は、かなりの部分を独学でやらざるを得なかった。

 さてどうしたものかと考えあぐねていた私は、インターネットで情報を集めるうちに、お金を払っても手に入らないようなビジネスに関する知識・経験・情報を、ブログで書いている人が少なからずいることに気づいた。世の中がちょうどブログブームに沸いていた時期だ。「ブログを書いている人が増えているらしい」ということは知っていたものの、経営者や会計士、大学教授、コンサルタント、投資家など、そういった人たちまでブログを書いているというのは、当時の私には驚きだった。

 そこで私は、そういったブログを徹底的に勉強の材料として利用した。良いブログが見つかれば過去の記事を全部読んだ。聞いたことのない単語が使われていれば、必ず検索して調べた。ブログの筆者が「こんな面白いブログがある」と紹介していれば、必ずそのブログも読んだ。そういう流れで、良いブログは案外簡単に見つかった。著書がある人であれば本も読んだ。ビジネス系のブログを書いている人はすべからく勉強熱心で、自身が読んだビジネス書を紹介しているケースも多く、そういった本もできる限り読んだ。図書館で借りれば無料だ。

BusinessJournal編集部

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