財布やスマホ、名刺入れなど、さっと取り出したいものはバッグの内側にあるポケットに収納します。細々していて、すぐに取り出したいマスクやのど飴などは、ファスナーのないバッグインバッグにまとめておくと取り出しもスムーズで、見た目もきれいです。バッグを変えるときにも何かひとつ移し忘れる――、ということを防げます。
(3)バッグに入れるときは大きいものから収納していく
空っぽになったバッグにものを入れていくときは、大きいものから入れていくと、きれいに収まります。入れるときは、実際にバッグを持ってみて、スムーズに出し入れできる位置に。出し入れしやすい場所を定位置にすると、自然に同じ場所に戻す習慣がつきます。ポーチなど、ファスナーのあるものは縦に入れると取り出しやすくなるだけでなく、バッグを上から見たときにもすっきり見えるので、中身が見えてしまった時も安心です。
新しいビジネスバッグを買うときにはマチとポケットに注目
要不要なものを選別したときは、自分にぴったりなビジネスバッグを選べるチャンスでもあります。どんなところに注意して選べばいいかというと――。
1.サイズが大きければいいというものではない
入れるものが増えたときにも安心、大は小を兼ねると思いがちですが、実は逆。まだ入る、と不要なものをまた詰め込んでしまいます。大きすぎるものを選ばないようにしましょう。
2.ポケットの数と位置に注目
ポケットは数が多くあると、仕分けて入れられるのでよい、と思いがちですがこれも間違いです。数が多いと、どこに何を入れたかわからなくなり、かえって混乱します。ポケットは、バッグの両内側にひとつずつ、計2つあれば十分です。
ただし、すぐに中のものが取り出せるよう、自分の手がすっと入る大きさと角度かチェックしてください。ショルダーバッグなら肩に実際にかけた状態でポケットの位置と大きさを確認します。そして一番入れやすいところに名刺入れとスマホを収納します。こうしておけば、挨拶の前に慌てて名刺入れを探すことなく、取り出してさっと名刺交換ができます。
バッグの整理は、すべて出してから選別し、元に戻すまで、30分もあればできます。明日からの印象アップと仕事効率化のために、ぜひ実践してみてください。
(文=中山真由美/整理収納アドバイザー、インブルーム取締役)