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そして非常識君が続けます。
「生活習慣病の異常値が出ると、それをガイドラインに沿って、一生懸命に是正しようとする医師がたくさんいる。1剤では推奨基準まで是正できないと、2剤、3剤、そして4剤、5剤と増えていくのだ。そんなにたくさん飲んでまで、ガイドラインの推奨基準を求めることは不要だと思う。だからこそ、必要最小限の投薬を指導できる医師を探しているのだ。そんな医者が実は少ないから、いっそ医者のところに行かないほうが健康になるのだと思う」
薬の影響で元気がない?
確かに、山のように薬をもらって、そして喜んでいる患者さんもいますね。また、山のように薬を出して、そしてガイドラインの推奨基準に収まったとご満悦の医師もいます。薬を飲みたい患者と、薬を出したい医師、そして薬を売りたい製薬会社がいれば、どんどんと薬が増えることは致し方ないようにも思えます。でも薬には副作用があります。
ある老人保健施設の施設長はこんなことを言っていました。
「入所して、そして絶対に必要な薬以外はすべてやめるのです。そうすると見違えるように元気になる入所者がたくさんいますよ」
つまり、薬の影響で元気がないお年寄りが結構いるということにも聞こえます。
そして常識君がまとめます。
「極論君のようなお薬好きも、非常識君のような医者嫌いも、実はご本人が損をしています。絶対に必要な薬、できれば飲んでおいたほうがいい薬、そしてどちらでもいいような薬といった具合に、飲んでいる薬剤を分類して、そして話しやすい主治医の先生と相談しながら、必要最小限の薬剤を内服することが健康にはいいのではないでしょうか」
その通りですね。常識君らしい優等生のコメントで終了です。
(文=新見正則/医学博士、医師)
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