体をリフレッシュする(リフレッシュ)
この「リフレッシュ」で書かれていることは、水分と食事による体調維持の方法である。
まず、ひとつ目は「水分補給」だ。「熱心になりすぎてストレスがたまったときこそ、水分補給が大切だ」と著者は述べる。脳は体のほかの部分よりも早く水分欠乏状態になるため、「のどの渇きをあまり感じていなくても、集中力や頭の回転が鈍くなるかもしれない」と述べているのだ。
水筒などを用意し、いつでも水分を補給できるようにしよう。特に精神的、感情的、肉体的なエネルギーの消耗が激しいときほど、水をたくさん飲むべきだという。また、水分を失わせるアルコール飲料やカフェイン含有飲料を飲むときも、「水を一緒に飲むことが大事だ」と説明する。
もうひとつが、血糖バランスだ。血糖が低下すると自制心を働かせる能力も低下するという。前回の食事から時間がたてばたつほど、ついカッとなってしまったり、不安感がひどくなったりすることもある。バランスよく安定した血糖値は、原始的な(感情のコントロールができていない)自己を表面化させないようにしているのだ。
一方、極度の高血糖が脳の働きをよくするわけでもない。高血糖が持続すると、脳を含む全身の細胞にさまざまなかたちでダメージを与える可能性があるという。つまり、ちょうどいい血糖値を好むことが大切だ。
そのため、普段の食生活において、ある食品が自分の血糖値をどれくらい上げるのかを示すGI(血糖インデックス)を知り、食品を自分で選ぶことが大切になる。できるだけ自炊を心がければ食材をコントロールすることができるし、外出時に持参すればスナック菓子の誘惑にも負けにくくなるだろう。
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『心を休ませるために今日できる5つのこと』では、これらの内容がより詳細につづられている。ぜひ本を開き、自分のできる範囲の中で実践してみてほしい。
(文=編集部)
※本記事はPR記事です。
『心を休ませるために今日できる5つのこと』 ハイペースな現代の生活の中で、疲れ切った頭と心を抱える私たち。燃え尽きそうになる前に、小さな工夫を少しずつ実行することで、心を休ませて、自分が持つ能力を最大限にいかすのが、この本で紹介する「マイクロ・レジリエンス」のテクニックだ。著者ふたりが困難を乗り越えるのに役に立った方法をまとめて、何千人という人たちにインタビューし検証と修正を重ね、誕生した。