を浴びせる音声が好評の高嶋政伸氏。
(「東宝芸能HP」より)
6月1日の裁判(家庭裁判所)は、3時間半にも渡るバトル状態だったとか……。
芸能人なら一般的(?)な離婚だが、最近はサラリーマンにも離婚が増えてきているのだ。
3分の1が離婚
2010年度の離婚数は25万1000組。結婚数が約70万6000組。ごく単純に考えると、結婚したカップルの3分の1以上が離婚してしまうという計算になる。
ちなみに離婚を言い出すのは7割以上が女性とか。
浮気だとか借金、DVといった大きな理由が思い当たらなくても、ある日、突然妻から離婚を切り出されることだって、ないとも限らないのだ。
日本の離婚は約90%が協議離婚、つまり妻と夫の個人的な話し合いで成立しており、高嶋夫妻のように裁判で争うのは、1%前後のレアケースといえよう。かといって、妻と夫だけで話し合いがつかなかった場合、即、離婚裁判になるかといえばそうではない。日本の法律では離婚裁判を行う前に、必ず家庭裁判所で調停員による調停を行わなければいけないことになっている。
調停というのはちょっと耳慣れない言葉だが、当事者同士で話し合いがつかない時に、第三者が間に入って適切な妥協案を図ってゆく制度だ。具体的には、家庭裁判所や簡易裁判所で、協議離婚の話し合いがまとまらなかった夫婦について、離婚もしくは結婚生活継続に関する話し合いを行う。
相手とも会わず、カネもかからない離婚調停
調停の参加者は、当事者(夫と妻)と裁判官1名、そして男女各1名の調停員の、合計5名。ただし、裁判官が同席することはほとんどなく、話し合いは調停員と当事者のみで行われるのがほとんど。
調停で、妻と夫が実際に顔を合わせて話し合うことは滅多にない。調停室に妻と夫が別々に呼ばれ、それぞれの言い分を2名の調停員に話し、調停員が妥協案を提案してくれるのだ。
調停のありがたいところは次の4点だ。
・相手と顔を合わせなくてすむ
・弁護士を雇う必要がない
・裁判のような切迫した雰囲気ではない
・費用があまりかからない(印紙代と切手代の数百円程度)
・当事者の都合を考慮して、相場通りではない慰謝料、養育費で決着できる