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追加費用、トラブル…マイホーム建設で失敗する人々 ダメ住宅会社&営業マンの見抜き方

文=尾藤克之/ジャーナリスト、経営コンサルタント
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・前面はきれいにしているが、建物の裏にノボリ旗や廃材などが放置されている。
・庭にクギやビスなどが落ちている。
・床下点検口をのぞくと、床下が汚い。
・窓回りなど、ビスが抜けている。
・窓のレールがホコリだらけ。
・クロスの継ぎ目が目立つ。

 建物の機能や最新の設備機器を見ていると楽しく目を奪われがちですが、同時に少し周りをチェックするだけでも、その会社の建物に対する姿勢がわかります。細かいところに神経が行き届いていない会社には、丁寧な仕事を期待することはできません。

●信頼できる営業担当者を見分ける

–ほかにも、注意すべき点はありますか?

佐藤 住宅会社を選んだ理由で、最も多いのが「営業マンが気に入ったから」というものです。しかしその一方で、「しつこい営業に根負けして契約したが、後悔している」「契約までは調子の良いことばかり言っていたのに、その後の対応は別人みたい」など、営業マンの口車に乗せられて契約し、後悔している声も少なくありません。家づくりを一緒に進めていく営業マンとは、契約から引き渡しまでおよそ1年、メンテナンスまで考えれば何十年もの付き合いになる可能性もあるので、信頼できる担当者か否かを確実に見分けたいものです。契約してはいけないダメ営業マンの条件としては、以下のような点が挙げられます。

・商品知識が少ない
・同業他社の悪口を言う
・こちらの要望を聞かず、自分の知識をひけらかす
・なんとか売りつけようと強引に説得する
・「今なら限定一棟、特別価格です」などと、すぐに買うように煽る
・「税制上、今月中に契約すべき」など、契約を急ぐ

 また、次のような質問を投げかけることで、付き合ってよい営業マンかどうかを知ることができます。

1.今まで何棟の住宅を引き渡したか、入社して何年目か…経験を確認できる
2.出身地、これまでの経歴、現在の住まい…長く付き合えるか確認できる
3.今までに出会った中で、最も嫌な客…人柄を知ることができる

「成功する家づくりは、パートナー選びで決まる」と言っても過言ではありません。多くの人にとって一生に一度となる可能性が高い家づくりですから、安易な妥協はせずに心の底から納得した上で契約しましょう。

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