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新生銀行をめぐっては「株価を上昇させる材料がまったくない。このままではジリ貧だけに、大勝負に出るのではないか」と金融担当アナリストは推測する。今年6月に、りそなホールディングスとあおぞら銀行が相次いで公的資金を完済したが、新生銀行は株価が低迷していまだに返済のメドすら立たない。
GEも両社の事情を百も承知。二次入札の結果の回答期限である13日に、応札した企業のうちの一社に独占交渉権を与えるとみられていたが、三井住友F&L、新生銀行の両にらみで交渉を続ける。「もともとGEのリース事業は業績が悪いわけではない。アメリカ本社が世界中で進める『電機回帰』への一環でリース事業を売却するだけ。可能な限り、値をつり上げるつもりでしょう」(同)。
売り抜けに長けたGEに足下を見られれば、50億ドル弱(約6000億円)と伝えられる売却額が想定以上に膨らむのは必至。果たして、このディールの勝者の選択は吉と出るか凶と出るか。
(文=編集部)
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