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「塩分の摂りすぎはがんの元」は間違い!加工食品や外食チェーンの粗悪な塩は危険

文=編集部
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大事なのは「どんな塩を選ぶのか」

 塩分およびミネラルは、我々の体にとって必要不可欠なものであることがわかる。さらに、塩分摂取量と死亡率の因果関係について、南氏は以下のように語る。

「イギリスの医学雑誌『ランセット』に発表された論文で、食塩の摂取量と死亡率の関係を調べたものがあります。その結果は、食塩摂取量の最も多いグループの死亡率が最も低く、食塩摂取量が最も少ないグループの死亡率が最も高いというものでした。

 結論としては、塩は悪者ではないということです。大事なのは、私たちがどんな塩を選んで食べるのか、ということに尽きます。塩は、私たちにとってとても重要な調味料であるだけでなく、なくてはならない食材でもあるわけです。だからこそ、私たちはもっと塩のことを学び、自分の体に合った塩を選び、適度に塩分を摂取するべきだと思います」(南氏)

「青森県のがん死亡率が高いのは、塩分を摂りすぎているから」とは、一概に言えないようだ。ちなみに、青森は08年に「青森県がん対策推進計画」を、13年には「第二期青森県がん対策推進計画」を策定し、がん診療水準の向上と地域連携の推進などに取り組んでいる。

 また、青森のみならず、がんは日本人の死因の1位であり、今や3人に1人ががんを罹患する計算となっている。適度な塩分摂取と正しい食習慣で、自らの健康を保つことが大切なようだ。
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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