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「もう結婚に恋愛は要らない! ~恋愛しない若者たち」

女子の4人に1人は恋人のケータイをチェック! LINEがしんどい恋愛生む

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嫉妬や妬みを冷静に受け止める

 しかし、その一方で嫉妬は苦痛の一種でもある。二者の関係に固執していればいるほど嫉妬に苦しむことになり、場合によると深刻な問題に発展してしまうこともある。その一例が、若者たちが少なからず恐れる恋愛リスク、「ストーカー」だろう。

 たとえば、関係性を見直して別れを切り出した際、相手が納得せず嫉妬心を抱き、ストーキングされてしまうケース。あるいは、自分が過度な嫉妬心から、ストーカーになってしまうかもしれないケースもある。

 澤田氏によると、ストーカーを次のように4つのタイプに分類する見方があるという。

(1)親密追求型:スターやアイドルなどに対して「運命の人だ」と思いこみ、追いかけ回すタイプ。

(2)捕食型:性的な願望を満たすために、ストーキングするタイプ。性犯罪者。

(3)拒絶型:元恋人が、相手に拒否されてストーカー化するタイプ。これが一番多い。

(4)恨み型:相手に何らかの恨みを抱き、苦しめるために自覚的に嫌がらせをするタイプ。

 このうち嫉妬が表面化するのが、(3)の拒絶型だ。相手のことが大好きなのに拒絶されてしまい、それでも振り向いてほしい一心で、無自覚のうちに嫌がらせをしてしまうパターンだ。ここで怖いのは、被害に遭うリスクだけではないことだ。無自覚なだけに、「加害者になってしまった自分」に気づかないケースもあるという。それゆえ、「自分のこの行為は、もしかするとストーカーではないか」と感じたら、近しい人に客観視してもらうのが有効だと澤田氏は言う。

「もっとも、恋愛に限らず嫉妬や妬みといったネガティブな感情は、マイナスばかりではありません。感情をひとつのアラーム、関係性のバロメーターとして捉え、『どうして自分は、今こういう気持ちになっているのか』など、日ごろから感情と対話するように心がけてみるといいですよ」(同)

 こうして見てくると、恋愛においていかに「客観性」や「冷静さ」が必要かが、よくわかる。ともすると、のめり込みやすい恋愛感情だが、一拍置いて冷静になる、あるいは友達に相談してみる、といった行為が、エスカレートしすぎる感情にブレーキをかけてくれることもあるはずだ。

 メールやLINE、SNSの普及でコミュニケーションが容易にできるようになった半面、高ぶった感情を一旦、立ち止まって関係を見直す必要性が強くなった現代。SNSの進化で、恋愛も昔より確実に「重いもの」になった。だが逆に、恋愛において「人との関係性や距離感」を適度に計れるようになれば、会社や友人との関係でも「怖いものナシ」になれるのではないだろうか。
(文=牛窪恵/マーケティングライター、世代・トレンド評論家、有限会社インフィニティ代表取締役 編集=平澤トラサク/インフィニティ)

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●牛窪恵(うしくぼ・めぐみ)
マーケティングライター、世代・トレンド評論家、インフィニティ代表取締役。1968年、東京都生まれ。日本大学芸術学部映画学科(脚本)卒業後、大手出版社に入社。その後、フリーライターとして独立し、国内外で行動経済(心理)学を学ぶ。2001年4月に、マーケティングを中心に行うインフィニティを設立。『所さん!大変ですよ』(NHK総合)、『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系列)ほかでコメンテーター等を務める。トレンドやマーケティング関連の著書が多数あり、「おひとりさま(マーケット)」(2005年)、「草食系(男子)」(2009年)は、新語・流行語大賞に最終ノミネートされた。近著は『恋愛しない若者たち』(ディスカヴァー21)。

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