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石原結實「医療の常識を疑え!病気にならないための生き方」

堀ちえみ、池江璃花子…若い人の「がん」罹患が増えている原因

文=石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士

 症状としては、舌の両脇に「硬いしこり」が触れることが多いが、その前に舌の表面に白い膜が張ったようになる「白板症」が出現することが少なくない。

 病期(ステージ)は0~4期まであり、全がん協加盟施設の調査によると、5年生存率は以下の通りであるという。

【5年生存率】
 1期:94.5%
 2期:78.7%
 3期:58.8%
 4期:45.1%

 治療は手術と放射線療法が主流である。

 堀ちえみさんは、ブログの中で「かなり厳しい状況です」としたうえで、「私は負けません。力いっぱい闘って、必ず戻って来ます。そして再びファンの皆様の前で、歌が歌えるようになりたい」と述べている。

「ステージ4」は確かに厳しい状況であるが、彼女が言うように「力いっぱい闘う」「負けない」という気力が、必ずや堀ちえみさんの治癒力を大いに促成してくれるものと信じている。

 英国のキングス・カレッジ病院での調査がある。

 同じ病気で同じような症状を持つ69人の乳がん患者の「気持ち」を尋ねたところ、「医師にすべて任せる、もうだめだと思っている人」と「何がなんでも治してみせるという前向きの意思を持っている人」の数が半々だった。

 5年後どうなっているかを調べたら、「前者が80%死亡していた」のに比べ、「後者は10%しか亡くなっていなかった」という。

「治そうとする強い意志」「笑う」「信仰心を持つ」「物事の良い面を見る」などという、「前向きの気持ち」はがん細胞をやっつけてくれる「NK細胞」(白血球の一種)の活性を増強してくれることがわかっている。
(文=石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士)

石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士

石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士

1948年長崎市生まれ。長崎大学医学部を卒業後、血液内科を専攻。「白血球の働きと食物・運動の関係」について研究し、同大学大学院博士課程修了。スイスの自然療法病院B・ベンナー・クリニックや、モスクワの断食療法病院でガンをはじめとする種々の病気、自然療法を勉強。コーカサス地方(ジョージア共和国)の長寿村にも長寿食の研究に5回赴く。現在は東京で漢方薬処方をするクリニックを開く傍ら、伊豆で健康増進を目的とする保養所、ヒポクラティック・サナトリウムを運営。著書はベストセラーとなった『生姜力』(主婦と生活社)、『「食べない」健康法』(PHP文庫)、『「体を温める」と病気は必ず治る』(三笠書房)、石原慎太郎氏との共著『老いを生きる自信』(PHP文庫)、『コロナは恐くない 怖いのはあなたの「血の汚れ」だ』など、330冊以上にのぼる。著書は韓国、中国、台湾、アメリカ、ロシア、ドイツ、フランス、タイなど世界各国で合計100冊以上翻訳出版されている。1995~2008年まで、日本テレビ系「おもいッきりテレビ」へのレギュラー出演など、テレビ、ラジオ、講演などでも活躍中。先祖は代々、鉄砲伝来で有名な種子島藩の御殿医。

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