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多賀秀行「旅行しよう。」

夏休み、奄美大島へ行こう…沖縄よりも狙い目!唯一無二の自然と文化を体験!

文=多賀秀行/フリー編集者、宿「ANCHOR SITE」オーナー、協力=小海もも子
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唯一無二の奄美文化に触れる

 奄美大島は歴史に翻弄された島といえる。平家、琉球王国、薩摩藩、そして米軍支配と、いくつもの文化が行き交ってきた過去を持つ。そのような経緯で築かれた奄美の文化は唯一無二。琉球でもなく、日本でもなく、奄美の文化。

 まずは、「シマジューリ」という郷土料理を味わいたい。なかでも代表的なものが奄美のソウルフード「鶏飯」。ご飯の上に、鶏や錦糸卵、椎茸などさまざまな具材をのせて、丸鶏などを煮込んだ特製スープをかけて食べるものだ。他にも島豚料理や油ソーメンなども同じく老若男女に愛されている。そして新鮮な海の幸を使用した料理や南国特有のトロピカルフルーツなどもあり、奄美料理は滞在中の大きな楽しみのひとつとなる。

 また、主に奄美大島の伝統工芸品である「大島袖(おおしまつむぎ)」という織物や、黒糖から作られる「黒糖焼酎」、独特のこぶしと高い裏声が特徴の「島唄」なども奄美を代表する文化として知られている。

奄美大島へのアクセスは簡単、離島へも足を延ばせる

 奄美大島と聞いて、何度か乗り継ぎしなければいけない島なのかな? なんて思っている人も少なくないのではないだろうか? 実は羽田や成田、伊丹、関西、福岡、鹿児島から直行便が運航している。那覇に行くのと同じように簡単にアクセスできるのも奄美大島の魅力なのだ。また奄美大島を訪れたら、ぜひとも離島にも足を運びたい。

 なかでも気軽に行けるのが、加計呂麻(かけろま)島。フェリーで20分ほどで行くことができる。この島はとにかく海が美しく、昔ながらの島の風景が残る集落など、奄美大島と比較すると一層豊かな自然が残っている。そして時間が許せば、鹿児島最南端に位置する与論(よろん)島や沖永良部(おきのえらぶ)島などもオススメだ。飛行機、もしくは長時間のフェリー移動となるが、奄美大島とはまた異なる「奄美」を満喫できる。

 確かに沖縄のように「美ら海水族館」だったり「国際通り」というような派手さは奄美にはない。しかし、美しい自然と共に紡がれ続ける南の島の原風景、そしてなにより温かいおもてなしをしてくれる島の人々が奄美にはいる。まだ間に合う。今年の夏は「唄う島」と呼ばれる、特別な南の島へ。

(文=多賀秀行/フリー編集者、宿「ANCHOR SITE」オーナー、協力=小海もも子)

多賀秀行/フリー編集者

多賀秀行/フリー編集者

1981年生まれ。東京都出身。一日一組限定の宿「ANCHOR SITE」を営みながら、海外旅行をメインとしたフリーランスの編集者として活動している。
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Twitter:@tagahideyuki

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