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大阪地検、被告人逃亡事故相次ぐ…潜伏先の自治体に通知せず、地検トップは記者会見欠席

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大阪地検が所在する大阪中之島合同庁舎(「Wikipedia」より/J o)

 大阪地検で、護送中の被告を取り逃がす事態が相次いでいる。世間を不安に陥れながら、検事正も出てこず、一切情報を明らかにしない高飛車な記者会見を開くだけだった――。

 11月9日午前4時頃、大阪府東大阪市の路上で、覚醒剤取締法違反などで起訴されていた大植良太郎被告(42)が河内署から枚岡署へ護送中に逃走した。11日午後2時頃に大阪市内の淀川にかかる十三大橋を歩いている姿を発見され、身柄が確保された。大植被告は保釈中だったが3度にわたり公判に出廷せず、保釈が取り消されて8日に収監されていた。

 この間、東大阪市の小学校などでは、児童が保護者に付き添われて登校するなど周囲は不安に陥っていた。しかし、潜伏していたとみられる大阪市には、大阪地検から何も伝えられていなかった。

 今回、ワゴン車には同被告のほか、地検の男女3人の事務官が乗っていた。女性は運転。2列目に男性の事務官1人、3列目に被告と男性事務官1人が乗り、両側から大植被告を挟むように座ることもしていなかった。「まもなく着きます」と2列目の事務官が枚岡署に電話している時、大植被告が「手錠がきつい。外してほしい」と申し出た。隣に座る事務官は言われるままに片方の手錠を外した。すると同被告は突然、暴れ出して2列目の席に飛び移り、ドアを開けて逃げようとした。2人で制しきれず、慌てて運転席から降りた事務官が外からドアを押さえたが、力負けして逃走してしまった。車のチャイルドロックもかけていなかった。結局、2日間の逃走後、加重逃走罪容疑で逮捕された。

 事務官らは「油断していた。まさか逃げると思わなかった」「すごい力で止められなかった」などと話しているというが、検察事務官は検察官同様、逮捕術などの訓練などまったく受けていない。肉体的に屈強な人物が採用されるわけでもない。しかし、犯罪容疑者は起訴されて被告人となってからは、その身柄拘束は警察ではなく検察の責任になる。護送などの際も、粗暴犯や暴力団関係などでなければ警察に応援を求めず、事務官任せになることがほとんどだ。

 大阪地検では10月30日にも、岸和田支部で収用手続き中だった野口公栄(きみえ)被告(49/自動車運転死傷行為処罰法違反)が護送中に逃走し、野口被告の息子が運転した軽自動車に男性事務官がはねられる事案が起きている。野口被告はすぐに捕まったが、この際、大阪地検は岸和田市になんの連絡していないことが問題となった。今回は逃走から2時間後に東大阪市には伝えたが、被告をかくまったとみられる友人の車が大阪市住吉区で見つかり潜伏していると見られたのに、大阪市には伝えなかった。

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