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「この哺乳類の模型は、歯の形までこだわっているんですよ」と苦笑しながら加藤氏。「苦笑しながら」と書いたように、実はこだわったつくりであっても、小さくて肉眼で確認するのはなかなか難しいところ。しかしながら、展示スペースでは動画で拡大画像が上映されているので、注目したい。
博物館のミュージアムショップでは、企画展の図録が販売されている。よくある装丁の図録ではあるものの、“アンモナイト入門”とでもいうべき解説書となっており、「アンモナイトについて知識を深めたい」という人にはおすすめだ。また、この企画展にあわせてつくられたという「アンモナイトのバンダナ」は、古生物ファンにぜひ薦めたい逸品である。
なお、会場内には「休日には子どもたちの行列ができる」(相田氏)発掘体験コーナーや、クイズを楽しみながらアンモナイトについて学べるシートもあり、なかなか好評だという。ゴールデンウィークのご家族の旅先に検討してみては、いかがだろうか?
(文=土屋健/オフィス ジオパレオント代表、サイエンスライター)
【参考資料】
『白亜紀の生物 上巻』(技術評論社/群馬県立自然史博物館監修、土屋健著)
『白亜紀の生物 上巻』 海では、アンモナイト類が大繁栄の時代を迎えます。 今回は、アンモナイト類をはじめとする無脊椎動物のために、たっぷり1章分もうけてあります。 北海道や淡路島から産する魅惑的なアンモナイトたちの姿を、存分にご堪能ください。 もちろん、恐竜やアンモナイト類以外の生物も多数紹介してあります。
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