さて、話をデスクスタンドに戻そう。電球色と蛍光灯色に切り替えられるスタンドは、それぞれの色にしたときと、その中間色でも、影を見るといい。これは蛍光灯色を出すLEDと、電球色を出すLEDの配置パターンでも左右される。色を変えると光るLEDが変わるので、影の出かたも変わるから注意。
このデスクライトは、蛍光灯色~電球色の色を5段階に切り替え可能。勉強や仕事、趣味に集中したいときは、青い蛍光灯色にするといい。脳が活性化するブルーライトの成分が含まれているので、考え事にピッタリ。読書する場合は、やや黄色い電球色にするとリラックスして読める。ブルーの成分が少なくなるので、リラックスできるというわけ。また心理的にも温かいイメージになる。
【ちょっとコラム:もともと黄色い紙の文庫本】
小説や実用書など、文字とモノクロの挿絵が中心となる本は、もともと「書籍用紙」(たいていキンマリって紙)という黄色い紙に印刷されている場合がほとんど。これは目が疲れないように黄色に染めてある紙で、かつ黒いインクとのコントラストがはっきり出て、ページがめくりやすくなっている。なので、この場合は蛍光灯色で読んだほうがいいだろう。
雑誌など写真が多く掲載されているムックなどは、グラビア用紙や塗工紙のように、紙を漂白したり、紙の上に白塗料を塗っている(この塗料の成分は鉱石なので雑誌は重い)。これらを落ち着いて読みたい場合は、電球色に近くすると目が疲れにくい。写真が黄色く見えちゃうんじゃないの? と心配かもしれないが、人間の目が自動的にホワイトバランスを調整するので大丈夫だ。
――コラム終了――
試しに5段階の色を測ったところ、以下のようになった。
光量は7段階に調整可能。明るさスイッチ部は、12段階に見えるが中央の丸いインジケータは操作性のため2つで1段階となっている。このためちょっと枕元を照らしたいレベルから、手芸や電子工作など細かい部分を注視するような作業用まで、幅広く対応できる。
また自由度は4あり、土台の回転、土台アームの角度、ライト部アームの角度、ライト部の回転が可能。
反射光を直接目で見ると疲れやすいので、サイドから照らしたり、スリムなので自分の方向から照らすということも可能だ。土台も非常に重く、裏にゴムが張ってあり非常にどっしりしているので安定感も抜群。軽く土台に手を添えるぐらいで、アームの角度などを変えられる。
なお操作はすべてタッチパネル式になっており、外観のデザインがシンブルに。電源はOFFしても、次回ON時に前回の色や明るさを保持しているので便利だ。
また明るさは直接明るさを指定してもよし、指をスライドさせて明るさを確認しながら決めることも可能となっている。