実はJISで定められている明るさ
よく耳にするJIS規格では、公共施設やさまざまな業種の工場の明るさも決めている。だから学校ならどの学校に行っても、教室は同じぐらいの明るさだし、トイレは同じような暗さ。市役所のロビーなんかだと、日本全国どこに行ってもどんよりしているのは、最低の明るさがJISで定められているから。JIS規格から簡単にまとめたのが次の表だ。
また次の表は、デスクライトの明るさを測ったもの。ひとつはライト直下の明るさ、もうひとつは左斜め45°から照らした(横に30cmずらした)場合となっている。また蛍光灯色と電球色の2タイプで明るさを測ってみた。
蛍光灯色は、細かい作業をすることが前提になっているようで、他より少し明るめの設定になっている(オレンジ)。蛍光灯色と電球色の中間はやや暗めの設定。なかなか考えられている!
ライトを手元に持ってきて直下で作業すれば、精密な作業にベストな明るさ。工作や手芸にもちょうどいい。ちょっと離して明るくすると、勉強するのにちょうどいい明るさと光の広がりがつくれる。このようにJIS規格に照らし合わせてみても、非常に本格的で目にちょうどいい明るさが得られるデスクライトになっている。
スマホのワイヤレス充電機能も付いて便利この上なし!
LEDデスクスタンドとしても申し分ないのに、さらにワイヤレス充電機能までついているからスゴイ! ワイヤレス充電には規格がいくつかあるが、本機に採用されているのは国際標準のQi(チー)という規格。スマホなどの次のマークが付いていれば、このスタンドで充電可能だ。
もちろんiPhoneXや8(Plus)などにも対応。AndroidのQi対応機にも利用可能だ。Galaxy S7(Edge)、S8(Plus)などは、さらに急速ワイヤレス充電が可能となる。これまで多数発売されている、AndroidのQi対応機は旧5Wの標準充電が可能だ。
ワイヤレス充電をするには、大きな丸の部分にスマホをおくだけでイイ。機種によっては受電部分が端にあるので、最初は充電モードに入る位置を探るといいだろう。
またモバイルバッテリなどを充電する場合は、背面にあるUSBコネクタから充電するといい。こちらの出力は1Aまでとなる。
純正のワイヤレス充電器の半額以下で本格的なLEDデスクライトまで!
近々発売されるとされる急速ワイヤレス充電器のAirPowerは2万円近くになると噂されている。しかし、TaoTronicsの「Qiワイヤレス充電パッド付きLEDデスクライト」(TT-DL036)なら、急速充電機能と本格的なLEDデスクライトが合体して、価格はなんと驚きの4,599円(税込)。めっちゃ安い。
あまりに安いので分解してクオリティを調べてみたが、致命的な問題もなさそう。メーカーに安全性についても取材してみたが、気になる点もなかった。
ACアダプタ方式で、電線も細く勉強机に仕事のデスクに、キッチンにベッドライトにも使える便利さ。これはぜひ、お勧めしたい! 売り切れたら、マジごめん!
(文=藤山哲人/体当たり家電ライター)