そのやり方は、次のとおり。
(1)片足を半歩前に出して、両手を前に出した足の太ももあたりに置く。
(2)背筋を伸ばしたまま息を吐きながら、ゆっくりと上半身を前に倒す。
(3)足を替えて反対も同様にする。
そして、軽く屈伸運動を10回ほどやった。
●スローストレッチの効果を実感
ストレッチの後、改めて先ほどのカラダ年齢チェックをしてみると、ステージに上がった4人全員のカラダ年齢が明らかに若くなっていた。特に驚いたのは、ひじとひじを合わせるカラダ年齢チェックのストレッチ。開始前にはひじを合せることができなかった男性が、合せることができた上に、あご近くまでひじが上がったのだ。これには、会場からどよめきと拍手が起きた。
終了後、参加者からは、「ストレッチは大事だと思いました。ちょっとカラダを動かすだけで、だいぶ変わるということが実感できました」「私は学生時代、インターハイの選手だったので自信があったのですが、自分のカラダが意外と老化していることがわかりました。これからはストレッチをやっていこうと思いました」「(両ひじがつくようになった方は)この短時間で、こんなに変わるとは思っていなかったので、びっくりしました」「(自分の体が)思ったより固くて、びっくりしました」といった感想を聞くことができた。
突撃訪問したかつもとは、「会場から『おお!』と盛り上がる声が聞こえ、びっくりしました。(最初のカラダ年齢チェック時に)手のひらしかくっつかなかった方が、最後にはひじとひじを合せられるようになりました。あれは久々に感動しました。
ストレッチはカラダと心をほぐしていく運動。だからストレッチをする時間は、カラダと向き合う時間なのです。今回のカラダ年齢チェックのストレッチと、その対処法のスローストレッチは、ご自分のカラダと向き合うきっかけにしていただければと思います。これからもストレッチの素晴らしさを皆さんにお伝えしていきます。今日はありがとうございました」と語っていた。
(文=大坪和博)