消費者が企業活動に抱く疑問を考察するサイト ビジネスジャーナル ⁄ Business Journal
NEW
2017.02.24 02:22
2017.02.24 00:09
鴨川市長選挙の裏に“地元財界の女帝”
にわかに注目を浴びる「鴨川市長選挙」、巨大病院をバックにつけた現職市長vs市民派新人の行方
昨夏の祭りでは、露骨に市長のポスターが掲示され、市民や市議から反発も出た。
「実は典子さんには4人の息子がいるのですが、2008年まで鉄蕉会長の理事長だった長男の俊忠氏とは関係が悪化。現在、彼はグループ内の主要人事から外されています。俊忠氏は、ほかに先駆けて電子カルテシステムを導入するなど、先進医療に力を入れていたのですが、その分、主張が強く、母親とはそりが合わなかったのです。俊忠氏が外されて以降、グループ内ではほころびが目立ち、放漫経営の実態や親族の女性スキャンダル、医療過誤の情報などが漏れ伝わるようになってきました」(同)
この典子氏が前面に立ち、長谷川氏のバックアップ体制をつくっているという。先のポスターについても、亀田総合病院内や病院の送迎バスに貼られ、また病院の出入りの業者らにも掲示の協力を仰いでいるという。
こうした地元の実力者との強い結びつきに対して、「特定の企業に利益誘導がなされる」と危惧する市民グループもあり、対立候補である亀田郁夫氏側は「“鴨川リセット(市政を見直す)”を合言葉に、市民のための市政に取り組みたい」と意欲を燃やす。
典型的な地方選の構図ともいえる、地元財界を味方につけたい現職と市民を味方につけたい新人。その行方が注目されている。
(文=豊島三郎/ライター)
Business news pick up
RANKING
23:30更新関連記事
2024.10.22 06:00
2024.10.05 06:00
2024.10.04 18:50
2024.10.02 06:00