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2023.04.22 10:52
2017.07.07 00:24
西山美紀「貯蓄スキルの高め方」
毎日のコーヒー代が10年で100万円、保険料は生涯で1000万円の出費に?お金が貯まる人の思考法
35歳から80歳までの45年間で、2万円×12カ月×45年間=1080万円になります。意外に大きな金額で驚くことと思います。もちろん、保険に加入してすぐ、たとえば5年後に(2万円×12万円×5年間=120万円の保険料を支払った段階で)万が一のことが起こり、保険金が支払われる可能性もありますので、45年間必ず保険料を払い続けるとは限りませんが、ずっと払い続けたケースを考えておく必要はあるでしょう。
この結果にあまり納得できず、そもそも保険に入った理由として「よくわからないけど、なんとなく不安だったから」といった理由であれば、保険ではなく、月々2万円を普通の貯金として貯めていくという方法もあるわけです。
もちろん、現在の貯蓄が0円だったり、限りなく少なかったりする場合は、保険に入っておいて万が一の際のリスクに備えることは大切です。ですが、そもそも自分が払っている保険料がトータルでいくらになるのかは知っておきたいところ。そして、本当にその保険に入るべきなのか、判断材料のひとつにしたいものです。
20円安い洗剤、一生でたった4000円の節約?
また、お金を節約する際も同様です。日々、必死に節約をしても、一生で考えると割に合わないケースもあります。
たとえば、洋服を洗濯する際の洗剤について考えてみましょう。ドラッグストアの売り場で「278円のものにするか、258円のものにするか」と迷う人もいるかもしれません。
でも、洗剤は、決して毎日買うものではなく、3カ月に1回程度でしょうか。それなら、1回あたり20円安く買っても、1年間で80円トクになるだけです。35歳から85歳までの50年間では、4000円の節約です。
そう考えてみると、「どっちが安いかな」などと考えている時間のほうが、もったいないかもしれません。
つまり、毎日や毎月など定期的に頻繁に買っているものから無駄な出費を見直すほうが、効果的だというわけです。
ぜひ一度、自分の出費について「一生続けると、どうなるかな」と計算してみてください。削減すべきものが、きっと見えてくると思います。
(文=西山美紀/マネーコラムニスト)
『お金が貯まる「体質」のつくり方』 お金が貯まるかどうかは、年収の差だけではなく、お金の使い方や日々の生活習慣などの「体質」にありました。ストレスなく、幸せになりながらお金が貯まる人になるシンプルな習慣と考え方について紹介。人生をより豊かに、自由に生きるための37のコツをお伝えしています。
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