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「そんなにすごいスプリングを転用させてもらって、こういう場違いな商品になってしまいました(笑)。問い合わせもけっこういただいており、『親戚に配りたいから5つほしい』という声もあります。お守りなのですが書籍として販売しており、『書店の受験コーナーに大学受験の赤本と一緒に置いてもらえたらいいな』と思って、箱の色も赤にしました。実際、赤本と一緒に並べてくれた書店さんもありましたし、アマゾンでもかなり売れていると聞いています」(同)
「合格〆守」の名付け親である北崎事務所の北崎二郎氏に、正しい使用方法を聞いた。
「ワンダーワークスの植本社長がうちに来て『こういうスプリングがあるんだ』と言うので、『じゃあ、受験のお守りにしよう』と提案しました。『合格〆守』という名称には、受験生が合格で締めくくって春を迎えられるよう『合格でシメルお守り』という意味が込められています。同封の祈願紙に心を込めて願いの言葉を記し自分で組み立てる、というお守り完成までのプロセスが、受験生にとって自分と向き合い決意を固めるためのおごそかな儀式となります。
強靱なポリカーボネート製のボルトに祈願紙を巻き付け、同素材の筒(チューブ)で保護、筒をナットで締めて、さらに合格スプリングでロックすれば『合格〆守』の完成です。
『祈りの言葉は、器の中で、他人に知られることなく、保たれることによって、機能する』(白川静著『中国古代の民俗』より)。これは、言葉に呪力があるとする古来の言霊信仰に根ざしています。『合格〆守』には、『ポジティブ思考と祈りの力が困難を乗り越え成功に導く』という、受験生への応援メッセージも込められています」(北崎氏)
受験シーズンも、いよいよ後半戦。“絶対に落ちない”自分だけのお守りで志望校に合格して、一足早い春を手に入れよう!
(文=兜森衛)
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