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山本康博「なぜあの商品はヒットしたのか/しないのか」(11月7日)

15年ヒット商品は?消費動向の前提条件と「ヒットの理論」から“経験的”大胆予想

文=山本康博/ビジネス・バリュー・クリエイションズ代表取締役

●カギはミクロの目線

 さて、筆者はヒットする商品を生みだすために、社会全体を俯瞰しつつ、どちらかというと「ミクロの目線」でじっくりと観察している。当然「マクロの目線」も重要だが、消費者視点はミクロに集約されており、そこに隠されたニーズをうまくすくいあげた商品がヒットすることが多いことを実体験している。

 ヒット理論については筆者の著書『ヒットの正体』(日本実業出版社)でも書いているが、本稿で紹介した理論が、ヒット商品を生み出すために重要になってくると考える。
(文=山本康博/ビジネス・バリュー・クリエイションズ代表取締役)

山本康博

山本康博

ビジネス・バリュー・クリエイションズ
代表取締役、損保ジャパン顧問。ブランドマーケッター。日本コカ・コーラ、日本たばこ産業、伊藤園でマーケティング、新商品企画・開発に携わり、独立後に同社を設立。これまで携わった開発商品は120アイテム、テレビCMは52本制作。1年以上継続した商品は計算すると3割以上、メーカー側でマーケティング実績35年。現在では新商品開発サポートのほか、業界紙をはじめとしたメディア出演や寄稿、企業研修、大学等でのセミナー・講義なども多数実施。たたき上げ新商品・新サービス企画立ち上げスペシャリスト。潜在ニーズ研究家。著書に『ヒットの正体』(日本実業出版社)、『現代 宣伝・広告の実務』(宣伝会議)、2016年スタンフォード大学 David Bradford 名誉教授、ボストンカレッジ Allan Cohen 教授の推薦書として、世界に向けて英著、 “Stick Out”a ninja in Japanese brand marketingを全世界同時発売開始。『Stick Out~a ninja marketer』(BVC)、現在ブレイク中で話題のAmazon書籍総合1位も獲得したベストセラー『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』(致知出版)の一人として8月1日執筆など。

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