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「花粉症が苦しくて寝られない」問題を劇的に解消する方法

文=真島加代/清談社
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 自律神経が乱れると「活動」と「休息」がうまく切り替わらず、「日中は眠たくてボーッとしているのに、夜は寝つきが悪い」という逆転現象が起きてしまうこともあるという。そして、新生活のスタートによる「ストレス」や、歓迎会や花見などの「イベント疲れ」も自律神経のバランスを崩す原因になるので、注意が必要だ。

 また、春になると多くの人を悩ませる“アレ”も熟睡を妨げる原因になるという。

「昨今は、鼻づまりの息苦しさや目のかゆみなど、花粉のアレルギー症状によって眠れないという人が少なくないです。しかも、睡眠不足が続くと免疫系の機能が弱まり、アレルギー反応がさらに強くなるという悪循環に陥ります。花粉症による睡眠不足で、症状がさらに悪化してしまうんです」(同)

 やっかいな花粉シーズンを乗り越えても油断はできない。春の睡眠不足を放置しておくと「5月病」のリスクが高まるというのだ。

「『5月病』は医学用語ではありませんが、新社会人や新入生が新しい環境に適応できず、焦りやストレスを抱えている人が5月の連休後に気分が落ち込んでうつ状態になることを指します。環境変化のストレスや疲労が主な原因ですが、春先の睡眠不足の影響も大きいですね」(同)

春に「軽い羽毛布団」がいい理由

 花粉症やストレス、5月病など、春に訪れるさまざまな不調の芽を摘むためにも、「春夏秋冬、季節に合わせた対策」が必要だと安達さんは話す。まずポイントになるのは部屋の温度だ。

「快眠が得られる室温は『16~26℃』といわれています。湿度は50~60%に保たれていれば、なお良し。体感としては、寝つくときに心地よく、明け方も寒くない“ちょうどいい温度”を意識しましょう。エアコンを使って室温を一定に保つ方法もありますが、春は唯一といっていいほどエアコンに頼らなくても過ごせる時期です。せっかくなら、寝具で調整してみてはいかがでしょうか」(同)

 少し暖かさを感じる夜は冬の毛布を外して掛け布団1枚にするなど、アイテムの取捨選択によって眠りの質も大きく変わるという。安達さんおすすめの掛け布団は「軽い羽毛布団」だ。

「昔ながらの厚くて重い掛け布団は寝返りがスムーズに打てずに熟睡を妨げるので、なるべく軽い羽毛布団を選びましょう。また、軽視しがちな『シーツ』も選び方次第で快眠をサポートします。個人の感覚で肌触りの良いものを使うだけでOKですが、私のおすすめは天竺編みのシーツ。天竺編みの素材は肌触りがサラッとしていて通気性も良く、汗をかいても不快感があまりないのが特徴です」(同)

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