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ツタヤ図書館、和歌山市民図書館の指定管理者選定時に不自然な採点か…2委員のみCCCに極端な高得点

文=日向咲嗣/ジャーナリスト

--どうして、有馬さんだったのでしょうか?

有馬氏 どうなんですかね。その当時は、都市計画課も私のいた部署が管轄していたので、それでだと思います。

--ただ、当時、図書館が入る再開発事業を担当する部署のトップだったからということですか?

有馬氏 たぶん、そういうことだと思います。

--選定委員会では、5人のうち2人の委員が、おそらく坂下図書館長と有馬さんだと思われるんですが、採点が非常にCCCに偏っていたと思うのですが?

有馬氏 いえ、僕は偏った点数をつけたつもりはありません。

--提出された提案内容やプレゼンの内容を判断されたうえでの採点ということでしょうか?

有馬氏 そうですね。

--民間の委員の方たちは違う採点だったと思うのですが?

有馬氏 いや、そうでもないと思います。

--採点表にはお名前が出ていないので、順番に並べてみたら、CCCに高得点をつけている2人が市の職員の方かと思ったのですが?

有馬氏 それは、勝手な推測です。私は、そのような採点はしていないですね。

--そうですか。それともうひとつお聞きしたかったのは、有馬さんとCCCの社長は同じ大学ではないですか?

有馬氏 ああ、そうかもわからないですね。

--増田社長も同窓会の活動に熱心に参加されているので、そこで接点があったのではという指摘もあがっています。

有馬氏 いや、僕は会ったことはないですね。

--有馬さんも、大学の同窓会の役員をなさっていますか?

有馬氏 はい。僕は支部の幹事です。

--それは、いつ頃からですか?

有馬氏 幹事自体は2年ほど前からですかね。

--その活動のなかで、増田社長と会ったことはありますか?

有馬氏 ないです。

--失礼なことを言ってすみません。そういう指摘があるものですから。なかには、市役所を退職後にCCCの関連会社に再就職されるのではないかとの声もあります。

有馬氏 そうなんですか。

--おそらく、そういうことはないとは思うのですが、その点も確認させていただけますか。

有馬氏 ないです。まったくないです。

--和歌山市は、リノベーションまちづくりをやってたのに、どうしてああいうかたちで和歌山市駅の再開発になって、ツタヤ図書館をもってきたのか不思議です。

有馬氏 リノベーションをやっているから再開発を否定する、ということではないですよ。たぶん、再開発を否定するリノベーションまちづくりの方はいらっしゃらないと思いますよ。

--当初から、図書館を南海電鉄に建ててもらって、29億円で買い取ることには、おかしいという声もありました。

有馬氏 そのへんのことは、私にはよくわからないですね。

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