
日本中が注目した婚約内定会見から約4年が経過し、ついに事態が進展をみせるのだろうか――。
2017年9月に婚約内定の会見をお開きになられ、宮内庁から一般の結納にあたる「納采の儀」や結婚式の日程も発表されたものの、同年12月には婚約者の小室圭さんと母・佳代さんに約400万円の借金問題があると報じられ、翌18年2月には結婚に向けた行事の延期が発表されていた秋篠宮家の長女・眞子さま。そんな眞子さまと小室さんが年内にも結婚し、眞子さまが渡米してアメリカで新たな生活をスタートさせるという報道が、7月以降、相次いでいる。
小室さんは借金問題と婚約延期騒動の渦中にいた18年、米フォーダム大学ロースクールに留学。その後、一度も日本に帰国することなく今年5月には卒業し、7月にはニューヨーク州弁護士試験を受験。同月には、アメリカの法律事務所への就職の見通しが立ったとNHKが報じていた。
「おふたりのご婚約内定が発表された後に盛んに報じられたとおり、皇族が婚姻に伴い皇室を離れられる際には、『納采の儀』をはじめ、『朝見の儀』や『告期の儀』などのさまざまな儀式に加え、内閣総理大臣や衆参両院議長、財務大臣らで構成される皇室経済会議で支給される一時金の金額を決めたりと、多くのプロセスを経る必要があります。さらに、もしアメリカに移住するとなれば、海外在住の小室さんとの婚姻の手続きを無事済ませても、小室さんの配偶者として同国に長期滞在するためのビザ取得の問題も出てくるし、ビザなどの問題でそう簡単に現地で就業できるかもわからない。これらのハードルを残り4カ月の間にすべてクリアして移住を完了させるというのは、現実的に考えてかなり難しいことは確かでしょう」(皇室を取材する記者)
また、手続きの件以上に、皇室全体として越えなければならない壁があると、別の記者はいう。
「日本全体がコロナ禍という国難に苦しむなか、もし皇族が“慶事”である結婚に踏み切れば、将来の国民と皇室の関係、国民が皇室という存在に対して抱く価値観や“重み”に大きな影響を与えかねない。結婚に際しては、もちろん眞子さまの意思がもっとも尊重されるべきなのは論を待ちませんが、その一方、それだけでは決められない事柄であるという側面は否めません。特に眞子さまのお父上である秋篠宮さまは、皇室の一つひとつの言動・判断が国民からどのように見られるのかという世論を、非常に意識される方なので、秋篠宮さまのお考えというのも、大きな要素となってくるでしょう」