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排便回数が多い人、大腸がんや認知症、糖尿病のリスク大か

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「gettyimages」より

 12月20日、東京メトロは公式アプリで駅のトイレの空室状況がわかるサービスの提供を開始した。対象は上野駅と溜池山王駅というビジネスパーソンの利用が多い2駅で、順次拡大の予定だという。

 便利なサービスであり、恩恵を受けるユーザーも多いと思われるが、実は1日の排便回数が多い人は病気を患っている可能性もあるという。腸内細菌学者で国立研究開発法人理化学研究所の特別招聘研究員である辨野義己(べんの・よしみ)氏に話を聞いた。

中年男性は“下痢型”になりやすい?

 周りの人にはなかなか相談できないものの、悩みが尽きない「トイレ」の問題。特に仕事が忙しい30~40代の男性は突発的に便意を感じることも多く、トイレに足を運ぶ頻度も高いだろう。では、成人男性の1日の排便回数は何回が平均値なのだろうか。

「個人差はありますが、平均は1日1~2回。多くても3回以内です。1日に4回以上も排便する人は、大腸系の疾患を患っている可能性が考えられます」(辨野氏)

 もっとも可能性がある疾患は「過敏性腸症候群」だという。

「過敏性腸症候群は日常でのストレスや偏った食生活が原因で起きるため、現代では罹患者が多く、特に多忙なビジネスマンに多いといわれています。過敏性腸症候群には、軟便になり排便が増える下痢型と、硬便でためこみがちになる便秘型、その両方を交互に繰り返す交替型の3種類がありますが、中年男性は下痢型が非常に多いです。ほかにも、大腸がんや潰瘍性大腸炎のリスクも考えられるでしょう」(同)

 誰しも、緊張するとお腹が痛くなるという経験があるように、脳で感じたストレスやプレッシャーは腸に影響しやすいというわけだ。では、排便回数が多い人は精神面の病気が原因でお腹をくだしているということはないのだろうか。

「ストレスを感じると便意を催すのは確かですが、メンタル系の病気である可能性は低いです。ただし、排便回数が多い状態を放っておくと、自閉症、認知症、統合失調症、うつ病などの精神的な疾患や、肥満、糖尿病などの生活習慣病になりやすくなる傾向があるようなので、よく注意する必要があります」(同)

 忙しいビジネスパーソンがなりやすいという、下痢型の過敏性腸症候群。1日に何度もトイレに駆け込んでしまう人は、何が原因なのだろうか。

「過敏性腸症候群で下痢になる人は、ストレスを感じやすく、動物性脂肪やアルコールを過剰に摂っているケースが多いです。仕事でストレスがたまりやすく、脂っこい食べ物や酒を摂取する機会が多い。そんなライフスタイルのビジネスマンは、トイレに行く回数が増えてしまうのも当然というわけです」(同)

 改善方法について、「適度な運動とバランスのいい食事を取り入れた生活が大事です」と辨野氏は断言する。

「生活リズムが不規則な人も、毎日ほんの少しの運動と腸内環境を整える食事を心がけてください。運動は、階段を上るときに背筋を伸ばすだけでOK。排便に不可欠な『腸腰筋』というインナーマッスルを鍛えるトレーニングになります。食事は、繊維の多い野菜やきのこ類、海藻類、豆類を積極的に摂って、がん予防や免疫の正常化を担う酪酸菌を増やし、ビフィズス菌や乳酸菌など良質な菌が入った食品を毎日1品は摂るといいでしょう。1日1本、野菜ジュースや乳酸菌飲料を飲むだけでもいいですよ」(同)

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