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ダマされないための「儲けのカラクリ」 第4回

なぜ電通、博報堂は自社のテレビCMしない?視聴率のカラクリ

文=坂口孝則/未来調達研究所取締役

 これはテレビ以外のメディアが発展したためだ、という単純な理由ではない。たしかに、スマホも大人気だろう。しかし、それなら10年のワールドカップ視聴率が50%を超えることが説明できない。テレビ向けコンテンツよりも、スポーツのライブ配信のほうが、はるかに価値があるのだ。これはテレビのコンテンツ力が低下したと思ったほうが良い。

 視聴率は厳密でない。中身のレベルも低下している。視聴者は日々の番組に飽き飽きしだした。それでもテレビの未来ってあるのだろうか?

 わざとらしいが、真剣に一言。

 テレビ制作現場のみなさん、がんばれ!
(文=坂口孝則)

坂口孝則/未来調達研究所取締役

坂口孝則/未来調達研究所取締役

大阪大学経済学部卒業後、電機メーカー、自動車メーカーで調達・購買業務に従事。調達・購買業務コンサルタント、研修講師、講演家。製品原価・コスト分野の専門家。サプライチェーン分野の知識を使い、ものづくり領域の先端解説などを行う。
未来調達研究所

Twitter:@earthcream

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