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牛窪恵の女ゴコロがブームをつくる!第8回「男いらずのバレンタイン」

バレンタインに異変? 友チョコ、ファミチョコ、豪華女子会で男いらず?

文=牛窪恵
【この記事のキーワード】

 観賞用のイケメンに、友チョコ、ファミチョコ、そして女子会。

 女子の欲望に合わせて商品やサービスを展開した結果、いまやバレンタインでさえ「リアルなカレはいらない」といった様相に。

 ふだんからOLの8割が、「合コンより女子会のほうが楽しい」と答えるように、バレンタインもそのうち、完全なる“男子禁制”に様変わりするかもしれない。
 
 もっとも日本のバレンタインデーは、かつて百貨店や菓子メーカーらが「意中の男性に愛を告白しよう」と呼びかけ、女性にチョコを売ろうとしたのが起源。

 ところが、バレンタイン本来の目的(はっきり告白する)を実行したことがある女子は、20~40代で、わずか15%しかいない(11年 楽天リサーチ調べ)。

 そう、昔から、そんなに告白ニーズがあったわけではない。市場拡大を考えれば、むしろ女子会や友チョコ、ファミチョコを訴えるほうが、現実的だろう。

 ただ、クリスマス同様、女子はどんどんリアリスティックになり、“男いらず”の感を強めている。

 こうなれば男子も、3月14日のホワイトデー、負けじと女いらずの「ホワイトデー男子会」を企画してみてはいかが?

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牛窪恵

牛窪恵

マーケティングライター、世代・トレンド評論家、有限会社インフィニティ代表取締役。1968年、東京都生まれ。日本大学芸術学部映画学科(脚本)卒業後、大手出版社に入社。5年間の編集およびPR担当の経験を経て、フリーライターとして独立。2001年4月に、マーケティングを中心に行う有限会社インフィニティを設立。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系列)、『キャスト』(朝日放送系列)、『あさナビ』(テレビ朝日系列)などに出演中。トレンドやマーケティング関連の著書が多数あり、「おひとりさま(マーケット)」(2005年)、「草食系(男子)」(2009年)は、新語・流行語大賞に最終ノミネートされた。近著は『アラフォー独女あるある! 図鑑』(扶桑社)。

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牛窪恵【公式ブログ】

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