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南清貴「すぐにできる、正しい食、間違った食」

疲れやすい、集中力がない…副腎疲労の可能性、コンビニ食主体で悪化の恐れ

文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事

副腎疲労でうつ的傾向に陥る恐れも

 劣悪な食事内容によって起こると考えられる副腎疲労ですが、その劣悪な食事をし続けている人たちも、周りがみんな同じような食事をしていると、その劣悪さに気づくことができません。自分の食事内容がいかにひどいものであるかに気づいていない人を気づかせるのは至難の業です。しかし、放っておくと知らぬ間に症状は悪化し、取り返しのつかないところまで追い込まれることもあり得ます。

 副腎はストレスと非常に密接な関係があります。病気や怪我、そして仕事や対人関係によるストレスなどに、体が対処できるように働いてくれています。何か問題があった時の回復力や、生きていくためのエネルギー、アクシデントに対する耐久力などは、副腎が正常に機能していてこそ発揮できるものです。

 副腎が分泌するホルモンによる影響は、それだけでは終わりません。たとえば、体内での炭水化物や脂肪の活用の仕方、蓄えられた脂肪の分布のさせ方、血糖値の調整と、心臓血管系や消化器系の機能の調整などにもかかわっているのです。小さな副腎ですが、大きな仕事をしてくれているのです。

 そして見逃してはならないのが、心理的、精神的なことにも影響を与えているということです。副腎疲労が進むと、うつ的傾向に陥ることがあります。しかし、それはあくまで、副腎が作用したうつ的傾向なのです。つまり、うつ病とは違います。よって、この症状に抗うつ剤は効果がありません。

 まだあまり知られていない副腎疲労によって、うつ的傾向にある方が、思い悩んだ末に精神科、神経科、心療内科の医師に診断を仰ぐというケースもあるのではないでしょうか。その医師が、すぐに副腎疲労を疑って食事指導をしてくだされば、快方に向かうことは十分に考えられますが、そうでなかった時に果たしてどうなるのか、筆者には到底わかりません。

 皆さん、そのような事態に陥ることのないよう、普段の食生活を考え直しましょう。その第一歩として、筆者が配信している無料のメールレッスンを活用していただきたいと思います。
(文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事)

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南清貴

南清貴

フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会
代表理事。舞台演出の勉強の一環として整体を学んだことをきっかけに、体と食の関係の重要さに気づき、栄養学を徹底的に学ぶ。1995年、渋谷区代々木上原にオーガニックレストランの草分け「キヨズキッチン」を開業。2005年より「ナチュラルエイジング」というキーワードを打ち立て、全国のレストラン、カフェ、デリカテッセンなどの業態開発、企業内社員食堂や、クリニック、ホテル、スパなどのフードメニュー開発、講演活動などに力を注ぐ。最新の栄養学を料理の中心に据え、自然食やマクロビオティックとは一線を画した新しいタイプの創作料理を考案・提供し、業界やマスコミからも注目を浴びる。親しみある人柄に、著名人やモデル、医師、経営者などのファンも多い。

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