ビジネスジャーナル > ライフニュース > 私が実践する、超簡単「風邪予防法」  > 2ページ目
NEW
角谷リョウ「稼ぎがUPする“カラダ改造法”」

風邪で仕事を休んだことがない私が実践する、超簡単「風邪予防法」

文=角谷リョウ/Lifree株式会社・取締役、パーソナルトレーナー

風邪を予防するトレーニング方法

 では、運動は免疫を低下させて、風邪を引きやすくするのでしょうか。いいえ、そんなことはありません。前述のような激しい運動を除いて、大半の運動は「風邪を引きにくくする」という研究結果のほうが多いのです。

 2009年に米アイオワ大学で行われたマウス実験では、運動用の回転車輪で14週運動させたマウスと、一度だけ45分運動させたマウスと、まったく運動させなかったマウスの3つのグループに、インフルエンザウイルスを投入して、その後の症状やウィルスの量を計測しました。

 結果は、14週運動させたマウスがもっともウイルス量が減っていました。意外なのは、一度だけ45分運動させたマウスのグループが、まったく運動しなかったグループより、格段にウィルスに対して抵抗力が強かったことです。

 人間に対する同様の研究もあります。米サウスカロライナ大学が547人を対象に行った研究では、「適度な運動習慣がある人」は、そうでない人に比べて風邪を引く率が20%程度低かったと報告されています。
 
 筆者は小さいころには身体が強いほうではなかったので、風邪を引いて、よく学校を休んでいましたが、現在のパーソナルトレーナーの仕事をして、身体を適度に鍛え、運動後に適切なケアすることで、風邪を引かなくなり、仕事を休んだことは一度もありません。

 最後に、筆者も筆者のクライアントも実践している「風邪予防トレーニング」のひとつをご紹介いたします。

 それは、通勤前のスクワットです。ヒザに不安のある方は、軽く(90度くらいまで)ヒザを曲げる程度で構いません。スクワットは、トレーニングのなかでもっとも多くの関節と筋肉を使うトレーニングですので、体温も上がり、免疫力も上がります。

 スクワット10回を2~3セット行ったあと、5分程度少し早歩きするだけで、活力が湧いてきます。このトレーニングによって、「寒くなって身体を動かさない」 → 「体温下がる」 → 「免疫力下がる」という悪循環ループに入るのを防げます。

 ぜひ、朝の出社前に、ほんの少しでもいいので試してみてください。風邪を引きにくくなるだけでなく、やる気も湧いて一石二鳥です!
(文=角谷リョウ/Lifree株式会社・取締役、パーソナルトレーナー)

角谷リョウ/パフォーマンスコーチ

角谷リョウ/パフォーマンスコーチ

角谷リョウ(Lifree株式会社 取締役)

1996年神戸市役所を退職しパーソナルトレーナーに転職する。その後、神戸・大阪に、短期ダイエットジムを立ち上げ、リバウンドしない身体づくりを実現する「カラダづくり習慣化メソッド」を開発する。2012年からは「見せるカラダ」ではなく「人生の質(QOL)を高めるカラダ」にコンセプトをシフトし、これまで3000人以上のクライアントの、仕事とプライベートのパフォーマンス向上を実現している。

 著書に『エグゼクティブを見せられる体にするトレーナーは密室で何を教えているのか?』(ダイヤモンド社)、『鍛えていないと稼げません』(WAVE出版)がある。
Lifree ライフリー:https://www.youtube.com/user/exeupriseCh
2022年3月19日発売の新刊『働くあなたの快眠地図』(角谷りょう/フォレスト出版)

Twitter:@100suimin

風邪で仕事を休んだことがない私が実践する、超簡単「風邪予防法」のページです。ビジネスジャーナルは、ライフ、, , , , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!