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コメダ新作「シロノワール ブラックサンダー」実食!衝撃の美味だが難点も

取材・文=文月/A4studio
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コメダ「シロノワール ブラックサンダー」チョコのかかったパンの上に大きいソフトクリームが!

 ゆったりとくつろげる店内空間とブレンドコーヒーが楽しめる愛知県名古屋市発祥の喫茶チェーン店「珈琲所 コメダ珈琲店」。2022年5月末現在、全国に950店舗以上の店舗を展開しており、休憩や食事、仕事で利用する機会がある方も多いのではないだろうか。

 コメダといえば食事メニューも充実していることで有名。そして、そのボリュームは「写真より大きい」といわれるぐらい良い意味で客を裏切るサイズとなっているのだ。なかでも、「シロノワール」(税込、以下同/地域によって値段が変動670~740円)はコメダの看板メニューのひとつ。職人が丁寧に織り込んだ64層ものデニッシュパンに冷え冷えのソフトクリームとメープルシロップがかけられたコメダオリジナルの逸品。ホールサイズでフワフワとした食感のパンに甘くて冷たいソフトクリームの相性ぴったりで、ボリューム的にも美味しさ的にも大満足なメニューなのである。

 そんなシロノワールが、なんと有楽製菓の人気チョコレート菓子「ブラックサンダー」とコラボし、「シロノワール ブラックサンダー」(800~860円)として11月22日に発売されることになった。新たにブラックサンダーの特徴であるザクザク食感のクッキー生地と甘くねっとりとしたチョコソースがたっぷりかけられており、見た目的にかなりボリューミーな一品に仕上がっている。

 発売されるや否や、さっそくTwitterでも話題になっており、なかでも「写真の5倍くらいチョコレート滴って震えてる」というツイートは11月23日時点で19万以上のいいねを獲得するバズりぶり。

 非常に美味しそうだが、先述したとおりコメダのメニューは特大ボリュームなものが多く、ひとりでは食べ切れないかもしれない。しかも、チョコとアイスクリーム、デニッシュパンとなると、食後に胃もたれや胸焼けしてしまうのではという懸念も……。そこで今回は、発売初日に成人男性である筆者ひとりで「シロノワール ブラックサンダー」を注文してみたので、そのクオリティやコスパを忌憚なくレビューさせていただく。

チョコ尽くしの巨大デザートが現る

 今回訪れたのは、京王線武蔵野台駅から徒歩5分ほどの場所にある「コメダ珈琲店 府中白糸台店」。店舗周辺が閑静な住宅街となっているため、駅からすぐ近くに位置するものの道中の人通りは少なかった。実際、筆者が訪れた午前10時ころは、店内も客はそこまで多くなかった。

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ブラックサンダーらしい派手な宣伝

 店員に席へと案内され、お目当ての「シロノワール ブラックサンダー」を注文。メニュー表一式の中には、「圧倒的チョコ感!」と謳った本品の紹介ページもあり、食べる前からその“チョコ加減”に期待が膨らむ。

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ボリューム満点なビジュアル!

 注文してから5分ほどで到着。直径16㎝ほどあるビッグサイズのデニッシュパンの上には、生地を覆いつくすほどのチョコソースがかけられている。さらに、ブラックサンダーのチョコクッキーもふんだんに振りかけられているのだ。もちろん、従来のシロノワールにもあるソフトクリームもこんもりと盛られているので、とてつもない贅沢感である。

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ズームアップするとその大きさがより伝わるだろう

 写真のとおり、かなりボリュームがあるので、一人用というよりは、2~3人でのシェアを想定しているメニューのように思える。が、今回はあえてひとりで食べ切った感想をお伝えしていくことにする。

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カットされているので取りやすい!
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生地の中にはチョコソースが入っている

 コメダ珈琲店のデニッシュパンは6等分にカットされているので、スプーンで簡単に取ることが可能。生地は2つに分かれており、間にはチョコソースが入っている。なお生地とチョコソースはほんのりと温かくなっていた。食べてみると、初めに糖度の高いチョコソースの味が口いっぱいに広がる。しかし、若干のほろ苦さがあるので、くどさは少なく意外とあっさりいただけた。

 デニッシュパンはサクサクとした食感でありつつ、生地の中に空気が含まれているのでふんわりもしている。バターの香りもしっかりと感じ、パンだけでも美味しくいただけそうだ。ふりかけられたブラックサンダーのクッキー生地の食感もザクザクとしており、噛むごとにパンとの食感の違いを楽しめる。そして何よりチョコソースとデニッシュパンの組み合わせが最高であり、カカオとバターの風味、甘みと苦みが何層にも味わえて絶品であった。

 またソフトクリームを付けるのもおすすめ。温かい生地とチョコソースにソフトクリームのひんやりとした冷たさが加わり、さらに美味しさが増すのである。ミルキー感もプラスされ、よりあっさりとした口当たりにもなるので味変にもってこいだ。

絶品だけど胃もたれするしカロリーも高い

 こうしてしばらくは美味しく食べる続けることができたのだが、半分を超えたあたりから徐々に胃もたれがしてきた。チョコソースやデニッシュパン、アイスクリームはくどすぎない味わいだったものの、予想よりも脂肪分と糖分が高かったのか、食べるペースが落ちてきたのである。

 すでにお腹はきつかったが、なんとか完食し皿を平らげた。一応ひとりで食べ切ることはできたが、やはり注文する際は複数人、最低でも2人で頼むべき量であると感じた。

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食後のコーヒーで気分をリフレッシュ

 食後、さすがに口の中をリフレッシュしたかったので、コメダ自慢のコーヒー「コメダブレンド」(460~700円)を注文することにした。舌に残るほのかな酸味とはっきりとした苦みがシロノワールで甘くなった口内をすっきりとさせてくれる。個人的にシロノワールを食べるときはコーヒーを一緒に頼むことをおすすめする。

 またコメダ公式ホームページによると、本品のカロリーは1395kcal。農林水産省が公表している成人男性の1日に必要なエネルギー量は2000kcalなので、たった1品でその半分以上を超えるハイカロリーメニューということだ。

 ただコメダには、ミニサイズ版である「ミニシロノワール ブラックサンダー」(600~660円)も用意されている。直径10㎝ほどの大きさでカロリーは704kcalと半分程度なので、こちらならひとりでも安心していただけるだろう。

 なおSNSの反応を見るとさらなる味のカスタマイズができることが判明した。コメダではシロノワールのパンの焼き加減や一部トッピングの変更が可能であり、本品もその対象になるという。

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焼き加減、トッピング変更も可能だ!

 上の写真は「生地をよく焼き、ソフトクリームをホイップクリームに変更する」ようにオーダーしたシロノワールであり、普段のシロノワールとは違った味わいが楽しめる。よりクリーミーで香ばしいシロノワールを味わいたい方は、このオーダーをできるかどうか店員に声をかけてみてほしい。

 カロリーが高く、胃もたれもそこそこするメニューではあるものの、非常に満足度の高い逸品であった。こちらは12月下旬まで発売予定とのことだが、販売状況によっては早期終了もあり得るとのことなので、絶対に食べたいという方はコメダまでお早めに足を運ぶことをおすすめする。

(取材・文=文月/A4studio)

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エーヨンスタジオ/WEB媒体(ニュースサイト)、雑誌媒体(週刊誌)を中心に、時事系、サブカル系、ビジネス系などのトピックの企画・編集・執筆を行う編集プロダクション。
株式会社A4studio

Twitter:@a4studio_tokyo

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